2004年8月18日水曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合
株式会社北海道日本ハムファイターズ北海道日本ハムFighters福岡ダイエーHawks株式会社福岡ダイエーホークス22回戦
札幌ドーム[hiroba] 18:00〜 観衆;24,000人 観戦場所;ライト外野自由席
UFJ銀行
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0
0
2
0
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0
2
0
4
 
日本ハム・JR北海道
0
0
0
6
0
1
5
2
x
14
 
勝利投手
正田樹 7勝4敗
敗戦投手
馬原 3勝3敗

審判員・記録員
本塁打
球審
津川力
ペドロ・バルデス18号打点1・投手:正田=四回
一塁
栄村隆康
井口資仁19号打点1・投手:正田=四回
二塁
秋村
SHINJO15号打点4・投手:吉武=四回
三塁
永見
松中信彦37号打点2・投手:正田=八回
公式記録員
藤原

わるいこと、たくさん
ボーク、毎回被安打、満塁本塁打、押し出し四球、失策、打者一巡、暴言により退場

 日本ハムは0−2の四回無死満塁から押し出し四球とボークで同点とした後、さらに新庄の15号満塁本塁打が出て計6得点。後半にも得点を重ね、大勝した。正田は八回で降板したが、7勝目。
 ホークスは1引き分けを挟んで2連敗。
 朝食が食べたくて10時ちょっと前にアラームをセット。カーテンを開けると手稲山が見え、札幌運転所から回送されてくるキハ283系が札幌駅に進入してくる。着替えて1階にある「カフェセリーナプロデュース by ミクニ」へ。宿泊しているJRタワーホテル日航札幌では朝食が3箇所で食べられるのだが、眺望が素晴らしい36階での朝食は10時でオシマイになってしまい、1階にあるカフェセリーナは10時半まで食べられる。同じニッコーホテルズであるホテル日航大阪の朝食が11時半まで食べられるのとは対照的ではあるが、そもそも一般的に朝食で11時半ってのがおかしいのであろうか?ちなみにカフェセリーナで食べられる朝食の詳細はこちら。食べ終えても11時を回っていない。とりあえずは11時オープンの22階にあるスカイリゾートスパ「プラウブラン」に行く。宿泊利用者なら通常2800円のところを1500円で利用が出来る。このほかにオプションでマッサージやアカスリなどもしてくれるが、今回は時間と予算の都合で次回に持ち越す。このスカイリゾートスパだが、実は男性用よりも女子用の方が充実しているらしく一度そちらを利用してみたいところだがそれは無理。
 長時間入っていても苦にならないマイナスイオンスチームサウナでまったりしつつ、ヒノキ風呂を堪能。さっぱりしたところでスパ着に着替えてパウダールームへ。パウダールームと言うと女性が化粧する場所のような感じだが、ようするにドライヤーがあったり綿棒があったりするので使い勝手は良い。
 午前中から天然温泉に浸かりリフレッシュしたところで26階の部屋に戻り支度をしてホテルを出る。例によって地下鉄東豊線に乗り地下鉄に揺られること15分。福住駅で裏面印字が満杯になった地下鉄・バス共通乗車券カードであるウィズユーカードを再発行する。裏面が満杯になると満杯になったカードは回収されてしまうのかと思いきや、実は満杯カードは無効となり手元に残り、新たに残額分だけ使えるカードが発行される。昨年7月15日に購入したウィズユーカードが1年以上経過した今でもまだ残高が残っているのだからさすがは11500円有効のカードである。
 福住駅からはローソン、JAF、アルス福住札幌ドーム前、ガスト、サンクスの順で並ぶ国道36号の歩道を歩く。札幌ドームのシルバー屋根は青空を反射してまぶしい。
 北海道の夏休みは短くて、日程的にファイターズの試合が見られるのは今日が最後と言うこともあってお子様も多く見かける札幌ドーム。ちなみにその分冬休みが長いのだが、、、
 札幌ドームの敷地に入ると階段を登り切った位置にいつもは見られない看板が掲げられていた。「SANYO DAY北海道ニッポンハムファイターズvs福岡ダイエーホークス」と書いてある。どうやら今日は三洋電機の冠が付いた試合のようだ。この看板を見た瞬間、「まさか来場者に抽選でテレビでも当たったら持ち帰るの、面倒だなぁ」と考えてしまった。
 今日はホークス側の南ゲートからではなくファイターズ側の北ゲートを見て回る。ファイターズの人気が徐々に出てきている話は聞いていたが、自由席の行列はとんでもない数に膨れ上がっていた。その数は先週開催のタイガースファンのそれと比べても断然多いから驚く。仮に札幌ドームでの開催でファイターズが従来どおり一塁側だったとしたら、あの駐車場側の殺風景で暗い場所にこれだけのお客さんが並ぶのか考えると、ファイターズベンチが3塁側という選択は大正解だったといえる。列の先頭には例によって札幌闘将会さんが陣取っていた。7月開催のオールスターで写した写真を渡してその場を離れる。
 札幌ドームのオープンエリア外周を歩いて南ゲートへ。せっかくこれだけの芝生があるのに殆ど行列で時間を費やしてしまっているのはもったいないかも。この芝生はどのドーム球場にもない札幌ドームの財産ではないか。いつもこの芝生を見ると寝そべってまったり時間を過ごしたいと考えてしまう。札幌ドーム開業初年度に開催されたオールスター第3戦の試合前、ここで寝そべって遊んでたことを思い出した。
 14時半、ようやく一塁側入口前に到着。昨日に引き続き既に朝練と称した酒盛りが始まっている(笑)。さすがに昨日は集まった同志諸君は日本対キューバの試合を見る前に寝たとのこと。私も日本が4点先制したところで寝た。
 16時10分、開門時刻が近づいたので立ち上がり入場の準備をする。荷物の検査を受けるのだが、地元北海道シ●ズのみなさん、毎度ホークス応援団がお騒がせして申し訳ございません(苦笑)。でも膨れっ面で愛想がないよりも笑ってる方が良いでしょ?
 で、ライト側にもたくさんのファイターズファンが並んでいる。「ライト側にもファイターズファンがたくさんいるとは、人気はすごいな」と考えたが、この人たちは明らかに空いているライト側から入場し、即レフト側へ移動する魂胆らしい。
水が白い?
 場内に入場すると座席を確定させる。直後私だけすぐに北ゲート方面に向かう。目的はファイターズファンクラブ会員限定先着3000名に配られるSHINJOプロ入り通算1000本安打達成記念ピンバッジプレゼント。で、すぐに向かうも一部ファイターズファンが座席を確保する前にこのファンクラブ受付に行列しているらしく既にとんでもない長さになっている。正直並ぶのは面倒になってくる。とりあえずバッジを無事に受け取り座席に戻る。戻る途中に買った札幌プリンスホテルオリジナルのコロッケを頬張る。
 座席に戻ると後方にある水のみ場がなにやら騒がしい。見ると水のみ場の水の色が白い。おいおい!昨日この水のみ場の水を紙コップに入れて思いっきり飲んでる私。大丈夫かよ!!?問題の水飲み場に柵が設営され、さらに札幌ドームから委託されている営繕担当2名がやってくる。曰く「これは消毒用の薬品が無色にならないでそのまま出てるだけだから影響はない」とサラッと言い切った。再び柵が撤去されるがなんか怖い。が、その後なにも知らない人がやってきて水を普通に飲んでいた。全く問題なさそうで一安心。
 おにぎりなどを頬張りながら時間を潰しているうちにスタメンが発表される。
Fukuoka Daiei Hawks
荒金
川崎
バルデス
松中
井口
ズレ|タ
鳥越
的場
馬原
守備
8
6
7
3
5
DH
5
9
2
P
8
9
DH
2
5
3
7
4
6
新庄
坪井
セギノ|ル
高橋信
木元
島田
石本
奈良原
古城
正田
Hokkaido Nippon-ham Fighters
 ホークスは日替わり1番として荒金久雄を入れてセンター。サードは道産子・本間満を押し退けて鳥越裕介が、ライトは宮地ではなく辻武史が入っている。そして今日の目玉は9番キャッチャー的場。ついに田口はスタメンを外れてしまった。そりゃ6対0の勝ち試合を同点に追いつかれれば打撃に起爆剤的なものが見込めるわけでもない田口を使い続ける理由はない。ホークスの先発投手はルーキー馬原。対するファイターズは島田がファーストでスタメンに入っている。正直聞き慣れない「ファースト島田」のコールだが、翌日新聞を読むとファーストでのスタメンはプロ入り初なんだとか。四番は相変わらず高橋信二で8番は阿久根に代えて奈良原が入っている。ファイターズの先発投手は今シーズンの対ホークス戦3連勝中の正田樹。その後、今日は我らが芝草宇宙投手の誕生日であることが放送される。試合前に選手の誕生日を祝うのはホークス戦に限って言えば5月25日にエチェバリアがバースデー決勝3ランを放ちここまでで唯一の札幌ドーム敗戦を喫しているゲンの悪い話が思い出される。
 試合に先立ち至急式が行われる。今日は「サンヨーデー」なので型通り三洋電機の北海道地区営業本部長といった肩書きの人が球団から支給されたハッピかユニフォームでも着て出てくるのかと思ったが…
 蓋を開けてみると「三洋電機北海道リビング劇場化計画キャンペーン当選者」としてサンヨープラズマテレビを購入したという田井信之さんがユニフォーム姿で登場した。「しかし国内シェアがそれほど高くないサンヨーのプラズマテレビを買うなんて酔狂な人だ」と話をしていると、その話に大いに納得と同意を示す電機メーカー勤務の同志1人(笑)。ちなみに国内のプラズマテレビシェア1位は8月18日現在で1位が日立製作所、2位は松下電器工業、3位はソニー、4位がパイオニアで5位がビクター。そして6位にようやく三洋電機が顔を出している。ちなみに7位以下以下の通り→7位富士通、8位東芝製作所、9位三菱電機、10位はシャープである。まぁ7位以下はそれぞれ別の電機分野に得意を持ってる企業ばかりなのでプラズマテレビが売れなくてもそれほど影響はないはず。最下位のシャープに至ってはプラズマではなく液晶テレビの分野では国内ではトップクラスであるのでプラズマテレビが売れなくてもそれを液晶が補って余りあるという話は有名。ちなみに先ほど同意を示してくれた人の勤務先のプラズマテレビシェアは8位だった(苦笑)。
 18:00、定刻に試合が始まる。1番荒金久雄はいきなり空振り三振。2番の川崎宗則がレフトフライで2アウト。バルデスがレフト前へヒットを放つも松中信彦がサードゴロに倒れて正田樹は無難な立ち上がりを見せる。その裏の馬原の立ち上がり。新庄にいきなりストライクが入らない。カウント0−3からストライク、ファール、ファールと粘られ、結果的には空振り三振にはなったが不安な立ち上がりを予感させた。その不安は2番坪井でとりあえず現実になる。2球目をセンターへ打ち返して2塁打にされる。3番のフェルナンド・セギノールは初球をライトへ打ち上げて坪井はタッチアップ。しかし4番の高橋信二は4球目をサードへ転がし鳥越がファーストへ転送。3アウトになりとりあえずは無失点で切り抜けた。
 2回表のホークスは井口ファーストゴロ(3・3)、ズレータサードゴロ(5-3)、そして鳥越はカウント2−2からの8球目を空振りし三振で三者凡退となった。静まり返る攻撃。その裏の18時28分のファイターズは先頭の木元がセンター前ヒットで出塁し無死1塁。続く島田も四球で続いて無死1.2塁。さらに石本もセンター前ヒットで続いて無死満塁。あらら困ったなぁ、馬原。打順8番の奈良原は7球目を打ち返してサードゴロ。鳥越は落ち着いてキャッチャーへ送球しサードランナー木元が封殺。記録はサードゴロで1死満塁と変わる。古城は見逃し三振で2死、そして打順1番に戻り新庄だがこちらは3球目をショートへ打って無死満塁のピンチを乗り切った。
 何だかチグハグな結果に終わったファイターズの2回裏だが、それに負けじと3回裏、18時51分のホークスは先頭の辻が4球目をセンターへゴロのヒットで出塁。ピンチの後にはチャンスが…とはよく言ったものだが、今日はそうは行かない。スタメンの的場だがフルカウントからの6球目を見逃してしまいストライクの判定。これで1アウト。続く荒金久雄への初球の前に牽制球を放る正田樹。しかしそのけん制に吊られ出てしまう辻。今日がプロ初のファーストでの先発出場である島田から奈良原〜古城へボールはわたり、最後は島田が辻にタッチして2アウト。さらにチグハグなのはその荒金が四球で出塁。辻がアウトになってなければ1死1.2塁のチャンスであったのに…。まぁチャンスなんて早々できるものではなく、川崎宗則は3球目をレフトへ打ち上げてしまい3アウトチェンジになってしまう。ここまで特典は0対0。典型的な拙攻ぶりで今日も試合が長いことを予感させる。しかしその予感に逆行するかのように3回裏のファイターズは2番の坪井から4番の高橋信二まで3者連続三振であっという間に4回表の攻撃に入る。
バルデスの本塁打、打った瞬間
サードを回ったバルデス
ホームインした井口
アテネ五輪予選経過
サードベースを回る新庄
新庄
バルデス退場直前
松中信彦ホームラン!
まけた〜

 
 
 
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