2004年10月9日土曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合プレーオフ2ndステージ
株式会社福岡ダイエーホークス福岡ダイエーHawks西武Lions株式会社西武ライオンズ3回戦
 18:01〜 観衆;48,000人 観戦場所;レフト外野立見席
ライオンズ
2
1
0
0
1
2
0
0
0
6
 
ホークス
0
0
0
4
1
0
0
0
0
5
 
勝利投手
長田秀一郎 1勝
セーブ
豊田清 1S
敗戦投手
斉藤和己 1敗

審判員・記録員
本塁打
主審
栄村隆康
ホセ・フェルナンデス1号打点2・投手:斉藤=初回
一塁
柿木園悟
井口資仁2号打点1・投手:張=四回
二塁
山村達也
城島健司2号打点1・投手:張=四回
三塁
東利夫主任
ホセ・フェルナンデス2号打点1・投手:斉藤=五回
左翼
川口亘太
中島裕之1号打点1・投手:佐藤=六回
右翼
中村稔副部長
野田浩輔1号打点1・投手:佐藤=六回
公式記録員
山川誠二

調子、今季最高!の新聞記事に騙されて…
今年の調子そのままに、和田毅に続き斉藤和己も撃沈

 西武が4本塁打で競り勝ち、リーグ優勝にあと1勝に迫った。
 4対5と勝ち越された直後の六回、中島が中越えにソロ本塁打を打ち込んで同点。さらに野田が左翼席へ勝ち越しソロで続いた。七回に無死満塁の絶好機を逸したが、星野〜小野寺〜豊田と気迫のリレーを展開し、1点のリードを守り抜いた。
 福岡ダイエーは斉藤和己が誤算。簡単に3点を先制され、鳥越祐介の2点二塁打で逆転した直後の五回に再びホセ・フェルナンデスに1発。六回に喫した2本塁打で打線も気勢をそがれた。

 
 朝からニュースは台風22号祭り状態。近畿・東海・関東地方は過去10年で最大規模の台風に対し厳重に警戒するように呼びかけている。7日から福岡市内に滞在中の私はホテルのカーテンを開けてみると曇り空。きわめて待ったりした空気が流れている。
 もう一眠りして目覚めると11時。再びカーテンを開けるとアスファルトがぬれている。予報どおり台風の影響が少し出ているようだ。シャワーを浴びた後に13時少々過ぎのバスで福岡ドームに向かう。
 福岡ドームの位置している中央区地行界隈は海の真横で、吹き付ける風と降り続く雨が重なり台風もびっくりな状態になっている。ホテルでお客さんが忘れた傘のレンタル傘を借りたのだが、あっという間に使い物にならなくなった。
 ホークスタウンモール
 9時03分、バスの先頭部分の扉が開き、地上係員が乗り込んできた。これでようやく出発かと思いきや、もう一度扉が開く。もう一人の地上係員が乗り込み、一緒に飛行機の脇までくるという。なにやら物々しい雰囲気である。頻繁に無線機で交信を行っている。
 「ただいま最終バスがターミナルから離れました」「まだシップ(機材)に着いてません。これからアナウンスをしてみます」
 何が行われるのか興味津々で注目していた。運転士がハンドマイクを地上係員女史へ手渡しアナウンスが始まる。その姿はまるでバスガイドのようだ(笑)。
「皆様、本日この便において座席数を上回るご予約を受け付けております。お客様の中で次の北九州行き、もしくは次の福岡行きへご搭乗便を振り替えていただける方がいらっしゃいましたらどうぞお声をおかけください。なお、お申しで頂いた方には協力金といたしまして現金10000円もしくは7500マイル、福岡行きへお振り替えの場合は福岡空港から北九州市内までの交通費もご提供いたします」
 バスの中にはスーツを着たビジネスマンが多い。おそらく北九州便を選んだからにはその時間に予定が組まれている人がほとんどなのだろう。協力金や協力マイルがもらえても二の足を踏んでしまう人が多い。私は目的地こそ福岡市内なので、次発の福岡行きに振り替えても構わないのではあるが、北九州空港に行ったことが無いのでさすがに振り替えは出来なかった。そこに一人勇者が現れる。振り替えても構わないと言うのだ。が、その後のやり取りで現在カウンター前に居る最後のチェックイン者が福岡行きでも構わないと言っている。結果的にはランプバス乗車者で振り替え者は出なかった。
 そのやり取りが終わったころ、ちょうどバスは飛行機前に到着。機材は普段見慣れた大型機材ではない。MD87(JA8371)は異様に小さく、横に地上係員が立っていて機体が妙に低いことが如実に判る。MD87はタラップが機体に設備されている。それを昇って指定された1番A席に着座。例によってドリンクサービスが始まるまで寝る。りんごジュースを飲み干すと窓の外を注視。
本州を抜けて九州が近づくとベルと着用サインが点灯する。いつもの福岡空港ならシーホークやら福岡ドームやらの見慣れた建物や住宅密集地が見えるのだが、今回は北九州空港。小高い山に生い茂る森林が目に優しい。
 MD87が北九州空港に着陸。滑走路面に描かれている白い文字やラインが剥げていて痛々しい。いかにも古いローカル空港である。北九州空港は2006年を目処に玄界灘沖合いに新空港を建設中なので現在の北九州空港にそれほどお金をかけるわけは無い。誘導路を足早に走行するMD87.見えてきたターミナルビル…といっても平屋…にはしっかりとボーディングブリッジが設備されている。このボーディングブリッジがなかなか面白く、飛行機の出入り口部分から1階レベルへ緩やかに下がっている。ボーディングブリッジ部分からターミナル室内まではわずかであるが外と歩かねばならない。屋根は一応付いてはいるが。。。この滑稽な空港の姿をいち早く展望デッキから見たいと考え、勢いあまって預かり手荷物の受け渡しをスルーして出てしまった。せっかくの優先手荷物受け渡し権利だが、結果的には一番最後に係員の手を煩わせて受け取る羽目に。。。
 空港の外には西鉄バスの下曽根駅経由小倉駅行きバスが出ているとのことで見に行くと、いわゆるリムジンスタイルのバスではなく、普通の路線バスタイプであった。そもそも西鉄バスにエアポートリムジン的な路線は無い。このバスには乗らずに歩いて下曽根駅を目指す。
 北九州空港を背中にして雪印物流の倉庫(現在は休業中)がある交差点を右に。住宅街が続くが、「下曽根」と書かれた交差点の手前にナイスな看板デザインが目を引くサロンがある。妙な人間の図画哀愁を誘う。
 その下曽根交差点を左に曲がると西日本シティ銀行が見え、その奥にJR日豊本線の下曽根駅が見える。階段の手前に時刻表が掲示されていて、1日数本だけではあるが特急列車も停車すると言う。
 下曽根駅は駅前にセゾン系の商業設備がある。当然ここは福岡県内であろうがお構い無しに「ライオンズ頑張れ!」ムードが盛り上がっている。昨年のダイエー甲子園店を見るようだ。
 このあと13時に小倉駅前に付くように暇をつぶす。ちょうどこの周辺の日豊本線の駅はまったく乗り降りしたことが無いので、下曽根→城野→安部山公園と乗り潰す。安部山公園駅を見学したところで小倉に13時待ち合わせでちょうど良い時間になる。
 小倉駅では今頃になってもホークスファンクラブ月のクレジットカード会員を募集していた。
Seibu Lions
佐藤
赤田
フェルナンデス
カブレラ
和田一
貝塚
中島
野田
高木浩
守備
9
8
5
DH
7
3
6
2
4
P
6
9
4
3
2
7
DH
8
5
川崎
宮地
井口
松中
城島
バルデス
ズレ|タ
柴原
鳥越
斉藤
Fukuoka Daiei Hawk

 西武はカブレラが怪我により指名打者に入り、代わりに貝塚がファーストに入る。それ以外はほぼシーズンと変わらない。先発投手は五輪台湾代表の張。
 対するホークスもいつものメンバーではあるが、昨日タイムリーを放ち復調の兆しが見えなくもないペドロ・バルデスとフリオ・ズレータの打順を入れ替えた。先発投手は一応エース格の斉藤である。

 今日も試合に先立ち始球式が行われる。昨日は銀行の名誉頭取であったが今日は観光かごしまPRおじょこ隊でミスかごしまの岩元志麻さん。打席には佐藤が入っている。某ハムの新庄ではないので定石どおり空振りをして無事に儀式が終了。
 ところでミスかごしまについて調べたのだがこれがなかなか見つからず、さらに今回の第28代ミスかごしまに選ばれた岩元志麻さんについては更に謎に包まれている。筆者が福岡ドームで観戦する場合で始球式が行われる際はホークスビジョンに映し出されるご尊顔をデジカメで撮影するわけだが、今回に関しては肝心な岩元さんのお姿の上に主審の栄村が被ってしまいお姿が見えない。これはいけないと思い後日googleで調べてみた。
第28代ミス鹿児島募集!! 〜あなたも鹿児島の親善特使に〜@鹿児島市
「鹿児島フェア」に南国の物産ずらり 天神で19日から(2004/3/19)@西日本新聞
 鹿児島市の記事はすでにサーバーには保存されておらず、googleのキャッシュにしか残っていない。西日本新聞のサイト画像についてもいずれ削除されてしまうだろう。
ミスかごしまがぁ〜
始球式!
よってそんなこともあろうかと考え、画像は保存させてもらった(笑)。その画像はこれ。ブラウザによりポップアップブロックの設定が行われている場合は一時的に解除してみていただきたい。画像に写る左側の女性がその岩元さん、25歳のお姿である。
 話はだいぶ脱線したが時刻は18時、斉藤和己の立ち上がりに注目が集まる。
 
 
 
 

 
Next Game>2004.10.10 Hawks-Lions Play-off 2nd#4@Fukuoka Dome
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