2004年9月21日火曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合
株式会社北海道日本ハムファイターズ北海道日本ハムFighters福岡ダイエーHawks株式会社福岡ダイエーホークス26回戦
札幌ドーム[hiroba] 18:00〜 観衆;43,000人 観戦場所;ライト外野自由席
産業再生機構
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1
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3
 
日本ハム・JR北海道
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4
2
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1
x
7
 
勝利投手
カルロス・ミラバル 11勝9敗
敗戦投手
和田毅 10勝6敗

審判員・記録員
本塁打
球審
栄村隆康
フリオ・ズレータ36号打点2・投手:ミラバル=四回
一塁
中村
島田一輝5号打点2・投手:和田=五回
二塁
秋村
新庄剛志23号打点2・投手:和田=五回
三塁
柳田
フェルナンド・セギノール44号打点1・投手:和田=六回
公式記録員
-

カルロス・ミラバルに手も足も出ず
プロ入り後ハム戦初敗戦。和田毅、2年目のジンクスがじわり?

 日本ハムが新庄のサヨナラ打で勝率5割に復帰し、3位に返り咲いた。九回に3点差を追いつき、なお二死満塁から新庄が左中間席へ運んだ(走者を追い越し記録は単打、1打点)。
 ホークスは抑えの三瀬が誤算で、逃げ切れなかった。
 昨晩の試合の余韻を引きずりかなり目覚めの悪い朝。ホテル34階のカーテンを開けると西側に広がる空は曇り空。ラジオから流れる声は昨日の試合でスタジアムDJを勤めていたグッチー氏。昨日の試合に気を良くしているのか、心なしか声が弾んでいた。天気予報によると降水確率が50%ということで、雨が降るかもしれないという爆弾を抱えての今日となる。
 ワンフロア上にあるホテル35階の和風レストランで朝食を頂く。東側の眺望は苗穂方向で気動車の車庫が見える。
 食事終了後、地下鉄東豊線で大通駅へ、東西線に乗り換えて終点の宮の沢へ。宮の沢にある観光地と言えば「白い変人恋人」で有名なチョコメーカーである石屋製菓の工場がある。この工場、実は有料で製造過程やチョコレートについての歴史を見ることができるコースを見学することができる。その名も「ISHIYAチョコレートファクトリー」。その有料行程を見学する前に敷地内にある「変人恋人広場」を散策。この恋人広場を見下ろすようにして時計塔がそびえ立っている。この時計塔は毎正時になるとからくりが作動し音楽とともに人形が動き出す。動きのリズミカルさも注目に値するわけだが、このBGMが癖になるメロディで思わず口づさんでしまうノリのよさ♪
 仕掛けを堪能した後に有料コースを見学する。チョコレートの歴史やティカップなどの貴重な展示物に関心を示しつつ進むと、キレイなステンドグラスが眼に入る。案内分には「優香がデジカメの広告のロケに使ったステンドグラスはこれ」と書かれている。そうと判ると見栄えが違って見えるから不思議だ。「白い変人恋人」の製造工程が一目でわかるフロアがガラス張りになっている。案内分によるとこれが「白い変人恋人」の製造工場なんだそうで、ここ以外では作られていないとの事。現在眼下に広がる製造ラインがお土産となって道外へ持ち出されているわけで。
 しかし今回の見学コースでわからなかったこと…なぜ石屋製菓が「白い変人恋人」というお菓子を開発して売り出すようになったのか?
 石屋製菓といえばサッカーJリーグディビジョン2、コンサドーレ札幌のスポンサー企業として有名。で、この石屋製菓は工場に隣接した土地をコンサドーレの練習用グラウンドとして整備し、練習風景をファンに見学してもらえるようにスタンドを設備し、開放している。コンサドーレ札幌はJ2において実は最下位を快走中。あの横浜FCや水戸ホーリーホック、サガン鳥栖よりも弱いのである。J2となると支援企業も減り選手補強も及び腰になってしまい、かといって保有している有望選手を引き止める資金も無く、それでも細々と保有していた有望選手2名は飲酒運転による逮捕をきっかけに泣く泣く解雇してしまい苦しいコンサドーレ。プレーオフ進出が目の前に迫っているプロ野球のファイターズが快進撃を続けているのとは対照的である。ちなみにコンサドーレとファイターズの両球団事務所は実は札幌ドーム内の隣同士に位置している。
 石屋チョコレートファクトリーを後にして地下鉄宮の沢駅に戻る。せっかく札幌に来たわけで、あまり観光をしない私だが今回は珍しいものが食べたいと考え、現在札幌市内で静かなブームを巻き起こしている「スープカレー」を扱ってる店を探してみる。
 が、基本的に上流住宅街である宮の沢にはこの手の店が見当たらない。そこで隣町に位置している琴似へ移動。地下鉄琴似駅周辺は小ぢんまりとした恵比寿のような雰囲気を醸し出す、どことなく地元民でごった返しているような感じである。考えてみれば観光客は小樽と札幌の間にあるこの琴似には余り寄り付かないだろう。そんな琴似にはJR函館本線と地下鉄東西線のいずれにも同名の駅が設置されているが、双方はかなり離れている。それとは別に宮の沢からバスが出ていて、運賃は地下鉄と同様200円。
 バスを降りて探すこと20分、なかなかスープカレーを扱った店が見当たらない。その代わり、豚丼を扱った食堂や、美味しそうな食欲をそそるラーメン店などが食欲を誘うが、スープカレーを食べたい一心でこの欲望を必死に振り払う。しばらく歩いてもなかなか見つからないスープカレー屋さん。地下鉄琴似駅周辺での探索を断念しようとしたそのとき、カレー屋さんの駐車場の看板を発見。この近所にカレー専門店がある可能性が高いことを示している。横断歩道を渡りその看板の前まで移動。周囲を見回すと…「あった!」今渡った横断歩道の反対側にその店を発見!疲れた足に鞭を打つように小走りで店に向かう。
 店先の看板でスープカレーの存在を確認。すぐに入店。ようやく見つけた店で安堵してしまう一同。注文をしばし忘れて感慨にふける(笑)。私はチキンカリーを注文。あらかじめ十分煮込んでいたであろうチキンにスープ状のカレー。ライスをスープに浸して美味しく食べ上げる。チキンは煮込んであるので柔らかく、食べ終わる頃にはきれいに骨が残るような状態になる。
 満腹状態になり気分良く地下鉄琴似駅から東西線に乗り込む。当駅から福住まで大通で乗り換えて310円。が、福住駅から歩いての移動は少し面倒。そこでシャトルバスで札幌ドームへ向かうように計画を考える。東西線沿線でシャトルバスが運行されている駅は南郷18丁目駅。少々時間はかかるかもしれないがこの南郷ルートで札幌ドームへ向かうことに。
 南郷18丁目からは北海道中央バスの運行による札幌ドームへのシャトルバスに乗り込む。このバスの行き先表示幕には札幌ドームのロゴマークが描かれている。このバスに乗れば札幌ドームの南側に乗り入れてくれるのでビジターチームの応援をするファンにはかなり便利。
 バスが動き出し今日ここまでを簡単に振り返りつつ雑談タイム。ここまで何の不満も無く進んできたことから楽しく振り返っていたのだが、石屋チョコレートファクトリー内恋人広場の人形塔で鳴り響いていて、ノリのよさから「ホークスの新しい脳内チャンステーマにしてしまえ」とまで言い張ったオルゴールのメロディを一同(自分込み3名)誰も覚えていないことに気がつく。あれだけこぶしを振り上げて嬉しそうに歌ってたメロディなのにスープカレーの美味しさのお陰ですっかり吹き飛んでしまった(笑)。
 20分ほどのシャトルバス車中のほとんどでこのメロディを思い出すことに費やしてしまったので、あっという間に札幌ドームに到着。どうしても先ほどのメロディが思い出せない。口を突くのは似たような違うメロディなのが我ながら情けない。結局そのBGMはその日一日が終わるまで思い出せずに時間が経過していくが、思い出せないイライラが募っていく。
 札幌ドームに到着するとファイターズ側から入場。ホームチーム応援側である三塁側の自由席は立錐の余地がほとんど無いほどに盛り上がっている。いよいよ札幌地区にもナイター観戦という文化が定着しつつあるのだろうか。
 入場すると場内にはJR北海道の特急スーパー白鳥号のポスターが掲示されている。今日はJR北海道の冠スポンサーデー。早期入場者にはJRのロゴ入りエアスティックが配られた。鉄道マニアには座尿脱糞もの。
 外野席はレフト・ライトともに残席はほとんど見当たらず、立ち見を覚悟してライトスタンドの知人に挨拶をすると、なんとこの知人様が私たちのために座席を確保しておいてくれているではあ〜りませんか!!!捨てる神あれば拾う神ありで持つべきものは知人様である。ありがたく謝辞を伝え座席にありつかせていただく。
 グラウンドではテレビ朝日協賛の表彰式が行われ、8月度の表彰選手・SHINJOが出てきて喝さいを浴びている。ファイターズ躍進のシンボルである新庄剛志。彼が北海道を盛り上げてると言っても過言ではなく、ファイターズは良い買い物をしたものだ。ぜひ冬の北海道で車高の低いカウンタックを乗り回してもらいたいものだ。

 
 
Fukuoka Daiei Hawks
出口
川崎
井口
松中
城島
ズレ|タ
宮地
柴原
本間
和田
守備
7
6
4
3
2
DH
9
8
5
P
8
4
5
3
DH
2
7
9
6
新庄
木元
小笠原
セギノ|ル
オバンド|
高橋信
島田
森本
金子
ミラバル
Hokkaido Nippon-ham Fighters
 ホークスは日…

 1

ホームインしたズレータ
サードベースを回る新庄
新庄
バルデス退場直前
松中信彦ホームラン!
まけた〜

 
 
 
 案の定、記録は訂正され、ヒーローインタビューが終わった後の余韻に冷や水をぶっ掛けるかのごとくスコアボードの一部が消え、公式記録員により新たな得点が打印される。これによると最終回のファイターズは7点が記録されていたが、3点は抹消され4点に。これが勝利打点となりファイターズがサヨナラ勝ちとなる。
 新庄発案の覆面パフォーマンスに始まり最後は落ちまでついた幻のサヨナラホームラン。彼の役者ぶりに負けたような試合。そういう意味では本間の満塁ホームランも宮地の逆転ホームランもかすんでしまうのが辛い。うなだれながら札幌ドームを後にした。昨年4月に対西武相手に3連勝したときとは明らかに勢いが違う。こういう試合をしていけば確実に北海道にファイターズは
Next Game>2004.9.24 Bluewave-Fighters #27@Yahoo!BB Studium
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