2004年8月17日火曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合

株式会社北海道日本ハムファイターズ北海道日本ハムFighters福岡ダイエーHawks株式会社福岡ダイエーホークス21回戦
札幌ドーム[hiroba] 18:00〜 観衆;26,000人 観戦場所;ライト外野自由席
ホークス
1
0
2
0
3
0
0
0
0
0
0
0
6
 
11
12
ファイターズ
0
0
0
0
0
0
5
0
1
0
0
0
6
  
ホークス
星野〜山田〜松〜吉武〜三瀬〜倉野
敗戦投手
押本〜清水〜須永〜井場〜建山〜横山

審判員・記録員
本塁打
球審
佐藤
井口資仁18号打点1・投手:押本=三回
一塁
永見武司部長
フリオ・ズレータ26号打点1・投手:押本=三回
二塁
津川力
フリオ・ズレータ27号打点3・投手:押本=五回
三塁
秋村謙宏
高橋信二20号打点1・投手:星野=七回
公式記録員
吉村俊樹
 

これからは倉野信次を唯一ネ申として崇め奉ろう!
星野ヂュンヂの勝ち星が逃げていくぅ〜

 終盤もつれた試合は、延長十二回引き分けた。日本ハムは0?6の七回に高橋信の20号本塁打など5長短打で一気に5点を奪うと、九回に新庄の適時二塁打で追いついた。
 ホークスは救援陣が打ち込まれ、6点差を守り切れなかった。
 
 午前0時過ぎ。野球ファンなら見逃したくないアテネオリンピック野球競技。こんな深夜になじみの選手が一堂に集い本気で野球の試合が見られるとは…翌日にたいした予定が入っていなければリラックスして見るのだが、こういうときに限って早朝の飛行機で札幌入りしなくてはいけない。いつもなら資金にモノを言わせて前日のうちに現地入りしているのだが、8月は何かと遠征が多く、資金に余裕はない。
 とりあえずテレビをつける。NHK総合テレビの解説は星野仙一氏。この試合(2戦目)の先発を任された岩隈。初回は緊張からかストライクとボールの制球がはっきりしている苦しい立ち上がりで1点を失った。最後は連続三振で最小失点に抑えホッとした顔を浮かべる岩隈。風が強く緩めの変化球を投げにくい状況での立ち上がりは千葉マリンで強風慣れしていたとしても辛いだろう。あまりの風の強さに中継用テレビカメラもぶれる。先制された日本だがその裏、先頭の福留が三塁線を抜ける2塁打で出塁し、宮本が絶妙な送りバント。3番高橋佳伸は左右にファールで粘るもののセカンドフライに終わり2アウト3塁に。独特のギリシャ語アナウンスに促されホークス代表の城島健司が打席に入る。オランダの先発は速球が武器のマーケルだが、城島の打球は即急に押されてレフトに詰まった。しかし岩隈が嫌った風だが城島には優しかった。オランダレフトのバレンティエンがダイビングするものの打球が芝生でバウンド。福留がホームを駆け抜け同点に追いつく。城島はその間に2塁へ到達。打者は中村紀洋だったが遭えなくファーストゴロに終わった。何はともあれ同点に追いついた。それにしても城島くん、前日股間を負傷し試合終了後の整列には参加しなかったので心配されたが、とりあえず元気にヒットを打ってセカンドベースまで行ってくれたのでまずは安心。
 2回表、オランダは岩隈を攻めて先頭のバレンティエンを2ストライク1ボールから2球ファウルで粘られるも、最後は外角低めのストレートで見逃し三振。これで前の回から3連続三振を奪う。続く8番イセニアはフルカウントから真ん中低めに入ったカーブを強引に引っ張られ力でレフトへ打球を運びヒットで出塁。9番レヒトは審判の判定が微妙にはずれ、最後はフルカウントから内角高めに外れて四球で出してしまう。1死1塁2塁でこの回もピンチ。そして打順はトップに戻りミリアードだが、バントをして微妙に揺さぶってくる。ブルペンへ安藤@阪神が向かったところでカウントが2−2になる。そして最後はわき腹に投球を当ててしまう。やらずものがなでランナーは満塁に。岩隈、しっかりせい!続く2番キングセールがうまくレフトへ流し打ち。走者が一人生還しオランダが1点勝ち越す。さらに1死満塁でベンチから大野コーチが出てきた。期せずして場内から大野コールが沸き起こる(笑)。そして3番打者がファーストゴロを放つ間にサードランナーがまたまたホームイン。打球を取った小笠原だがなぜかベースカバーに入ってるはずの岩隈がまだマウンド付近にいた。慌てて岩隈がベースカバーに入ろうとするもそれを制して自分でベースを踏んでなんとかアウトを取る。2死2・3塁で4番指名打者アドリアナ。短期決戦に温情は不要。そろそろ岩隈に見切りをつけても良いのでは?ブルペンではヤクルトの石井が投げている。どうにかファールでカウントを2−3に持っていく。何が苦しいかって余裕で岩隈のスライダーをオランダ打者陣が余裕で見切っているってこと。こりゃ侮れん。岩隈、勝負の6球目…これが外角高めに外れ中畑清ヘッドコーチ(監督代行)が起立。背番号61の石井ヒロトシ@ヤクルトがマウンドに上がることになり、ここまでパ・リーグで12連勝をしている岩隈はマウンドを降りることになる。石井は試合をぶち壊すかどうかの瀬戸際での登板。昨年の札幌での予選でもこれだけのピンチは無かっただけに緊張する場面が続く。しかし石井が踏ん張りファントクロースターをセカンドゴロに打ち取りどうにか踏みとどまった。
 しかしここまでで3対1でオランダが3点リード。寝るに寝れない微妙な点差である。
 2回裏の日本は深夜1:32。先頭のYAWARA旦那が倒れたあとの小笠原道大が外角のスライダーをうまくバットに乗せ打球は右中間を破る二塁打!ここで中畑が出てきてスコアボード表示の誤りを突っ込む。テレビ中継の字幕が間違っていたりすることを盛んに突っ込む星野仙一。その突っ込み効果?ラストバッターの藤本敦が詰まった当たりのヒットを放ち小笠原がホームに生還。点差を1点に戻す。畳み掛けたい日本は打順が1番に。しかし福留はサードファールフライに終わってしまう。1点差…なんとも微妙な展開だなぁ。
 とまぁここまでテレビを見ながらキーを叩いていたのだが、正直眠い。それにしてもこの試合で良く判ったのはコントロール重視の投手は強風に弱いことと、強風はフォーク投手には有利なんだなぁということ。石井のフォークは良く落ちている。これは強風が吹き荒れる千葉マリンでフォークが得意な野田浩司@オリックスが日本最多奪三振を記録したことでも明らかである。オランダ打撃陣、振りは鋭いものの石井のフォークにさっきからクルクルバットが回っている。当てることが出来るのはフォーク以外である。そういえば今年観戦した函館での日本ハム対西武戦もすごい強風の中での試合だったが、フォーク投手金村が好投したよなぁ。
 3回裏の日本の攻撃は先頭の宮本がヒットで出塁。しかし高橋佳伸がファールフライ、城島健司がセカンドフライであっという間に2死で中村紀洋は詰まったショートフライ。風が舞っていたので淡い期待をしてしまったのだがショートが転がりながらも打球を離さなかった。この回の日本は無得点。時刻は1時55分になっている。さすがに眠い。4回表からはカープの黒田がマウンドに上がる。本当なら余裕で勝ち越してて寝る予定なのにぃ〜。
 深夜2時。4回表の守備のときに競泳男子100メートル背泳ぎ森田智己が銅メダルを獲得したとニュース速報が流れる。いつまでたってもニュース速報の「チロリロリン♪」という音には驚かされるものだが、このようなサプライズは大歓迎である。
きれいなアテネのNHK
 しかしテレビの中の黒田は2死満塁の大ピンチ。黒田のつり球に一切つられないところが辛い。そして打席には5番のファントクロースターでカウントが2−2。ここで低めの球をカットするファントクロースター。そしてフォーク。城島がどうにか抑えるもののフルカウントに。満塁の走者が一気にスタートを切るがセカンドゴロになり事なきを得た。で、4回裏の攻撃が終わったところでアテネからの音声がフェードアウト。。。ん?画面がスタジオに戻りいきなり「野球ファンの皆さんには申し訳ありませんが」と前置きした上で男子体操の決勝の中継に切り替わってしまう。寝るにはちょうど良いきっかけではあるが、いくら予選とはいえ1点差のシビアな展開での中継打ち切りはひどいなぁ。さすがのNHKも今日は負けを悟ったのか???自分の部屋には地上波放送とスカパー!しか視聴できる設備が無いことを悔やむ。BSは居間に行かねば見られないのだが、この時間(深夜2時半)にもなって居間に行くのも面倒だし、、、そもそもこういうときNHKは3チャンネル(教育テレビ)を活用しろと小一時間問い詰めたくもなる。 きれいなアテネのNHK
 そろそろ寝ようかなとパソコンの電源を落とそうかと思い念の為ネットの速報サイトを見ると、、、中村紀洋がタイムリーを放ちセカンドベース上でガッツポーズを決めたとのこと。こうなるとますます中継がないことに無念さが募る(笑)。こうなったらラジオをつけるしかない!スイッチを入れた途端に叫ぶアナウンサー。小笠原が四球を選び押し出しで日本が勝ち越しを決めたとのこと。いいぞいいぞ!テレビではアミノ式のコマーシャルもびっくりの演技が繰り広げられている。一向に小笠原の四球で日本が勝ち越したことをテレビでは伝えていない。ラジオではどうやら試合が中断している。どうやらオランダは今日のベンチ入りメンバーを一切登録用紙に記入していなかったらしい。それで今日は指名打者を含めて10人しか登録していなかったようだ。そこで中畑清監督代行が100ドルを支払って抗議している。野球の国際試合はどうやら抗議する際は100ドルを支払って正式抗議するとのことで、、、それにしてもオランダ軍団は控えのメンバーを登録しないなんてえらく余裕なんだなぁ。で、ここでオランダの投手が交代できるかどうかについてだが、ラジオによると五輪運営委員がルールブックを読んで確認しているらしい。極めて滑稽な様子が目に浮かぶのだが、悲しいかなテレビ中継がないのが痛い。時刻は深夜3時06分。解説の小早川毅彦も黙ってしまった。で、散々中断した挙句、100ドル払っての抗議も虚しく控え投手も2人目の登板が認められたようだ。100ドルといえば日本円で11000円(1ドル110円計算)。この制度、とても面白いので日本でも採用しないかなぁ。監督がお知りのポケットに入れた財布から1万円を出して審判に渡して抗議するシーンは笑える。で、再開後、なおも満塁だったがアテネではまだノーヒットの和田一浩はカウント1−1からの3球目を打ち上げてレフトフライに終わり結局1点勝ち越しと100ドル拠出で終了した。
 さすがにラジオだけだとキーを打ちながら聴く気にはなれず、パソコンの電源を落とす。野球の結果はこちら→
 起きたころには試合のラジオ中継は終わってるだろう…と思って寝たのだが45分後の4時半。まだ中継は続いていたが、試合はちょうど終わったところだった。後で新聞を読んで知ったのだが、私が寝た後にオランダ側から日本の先ほどの抗議は遅延行為だ!との抗議があったとのこと。自分らの過ちを棚に上げての抗議に呆れてしまった。お前らの方がよほど遅延行為じゃないのかと。
 明るくなった外に出てバイクに乗る。今回は羽田空港の手前にある京急天空橋駅前にバイクを駐輪させる。京急蒲田駅の横にある環八通りの踏切付近では京急蒲田駅の高架化工事が行われていた。橋脚になる鉄骨が姿を見せている。
 バイクを固定させて地下ホームに向かう。早朝五時台の羽田空港行き電車は約20分ごとに3本のみしかやってこない。その合間に天空橋には停車しない快特が通過していく。タイミングを逃すと蒸し暑い地下ホームで14分ほど待たされることになる。案の定、今回はそのドツボパターンにはまってしまって14分待つことになった。
 空港に到着し、チェックインを済ませてJALスカイラウンジで力いっぱいおつまみのお菓子を頬張る。
 航空業界は夏休みの繁忙期。早朝と深夜便以外は通常運賃しか設定されていないので、ツアーを使わない人にとっては早朝便に集中する。後で聞いた話しによると同じ時間帯のANA便は空いていたそうだが、1001便はそこそこの搭乗率。離陸するとドリンクサービスを受けた後に眠気が襲ってきた。例によって次に起きると飛行機は着陸していた。
Fukuoka Daiei Hawks
高橋
川崎
バルデス
松中
井口
ズレ|タ
宮地
本間
田口
星野
守備
8
6
7
3
4
DH
9
5
2
P
8
9
3
2
DH
5
7
6
4
新庄
坪井
セギノ|ル
高橋信
小田
木元
島田
古城
阿久根
押本
Hokkaido Nippon-ham Fighters
 ホぐ
 試

 
 
 
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