2004年5月29日土曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合

株式会社北海道日本ハムファイターズ北海道日本ハムFighters西武Lions株式会社西武ライオンズ10回戦
函館市営千代台公園野球場オーシャンスタジアム 13:00 観衆;18,000人 観戦場所;ライト外野芝生席
ライオンズ
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
 
ファイターズ
2
0
0
1
0
0
0
1
x
4
 
勝利投手
金村暁 6勝3敗
セーブ
横山道哉 2勝1敗11S
敗戦投手
大沼幸二 3勝3敗

審判員・記録員
本塁打
球審
山本隆造主任
高橋信二10号打点1・投手:大沼=四回
一塁
栄村隆康
二塁
柳田昌夫
三塁
川口亘太
公式記録員
五十嵐義夫部長

強い逆風を突いて高橋信二が見事なホームラン
同日開催のコンサドーレ戦@札幌ドームよりも多い観衆数

 日本ハムは一回に暴投とエチェバリアの右への二塁打で2点を先取。四回は高橋信の10号で3−1とした。金村は7回を1失点で6勝目。八回を芝草が抑え、九回を横山が締めて11セーブ目を挙げた。
 西武は打線がつながらなかった。

 早朝4時、愛犬の鳴き声に目覚める。昨晩より父親が出張、母親が旅行で弟が出掛けていて私以外に家には誰も居ない。愛犬は人恋しくて鳴いている見られる。とりあえず自分の部屋に愛犬を招きいれ、再び寝に入る。
 携帯電話のアラームで目が覚める。予定通りだ。あれだけ騒いでいた愛犬もちゃっかり自分のベットでぐっすりと眠っている。身支度を終えてそそくさと家を出る。国道16号はスムーズに流れている。耳元のラジオからはJ-WAVEのお気に入りプログラムであるスムーズエアが流れている。

 横浜駅東口にバイクを駐輪させ、羽田空港行のバスに乗るために横浜シティエアターミナル(Ycat)に向かう。珍しく今日は時間に余裕があるのでYcatに設置されている自動チェックイン機で搭乗手続きを行う。Ycat設置の自動チェックイン機は現在空港に設置されている最新型ではない初期型で妙に大型でごつく、懐かしさを感じる。
 6時36分発のバスは多少の空席を残したまま出発。車内はゴルフシャツを身にまとったおじ様たちが笑みを浮かべながら談笑。いいことがあると自分もこんなに笑顔になっているのかと少々訝しげになる。それにしても嬉しそうである。空港へは所要30分でスムーズに到着。JALとJASが完全統合したお陰で羽田空港の左側エリアは全てがJALのカウンターになった。電光掲示板を見ると「函館 空席少々」と書かれていたが一瞬にして「満席」と表示が変わった。
 手荷物の検査を終えると、旧JASレインボーラウンジだった現在のJALサクララウンジで一休み。アップルジュースをひと飲みした後に5番搭乗口から飛行機に乗り込む。
 今回搭乗した函館行はJAL1163便のBoeing777-300(JA8945)。アサインされた座席は82番K席。普通席なのに82番とはこれ如何に?この便はスーパーシートの設定の無い機材を使用しているのだが、実際には6月1日から本格運用が開始されるJALの新しいアップグレードシートである「クラスJ」座席を搭載しているのだ。で、このクラスJの座席を普通席に充当して試験運用しているというわけ。実際のサービスは普通席と同等ではあるが、座席は背面のリクライニングと座面のスライドが連動していてとても快適。もちろんレッグレストも付いている。
 羽田空港は晴れていたが函館地方は小雨がぱらついているとの情報が。で、実際に飛行機が函館上空に差し掛かると窓に雨粒が付着しているのがわかった。着陸するとアスファルトの上の水溜りには大きな雨粒が貯まっているのがわかる。せっかく函館まで来ておきながら試合が行われないのはとても痛い。とりあえず空港から函館駅方面行バスに乗り空港から離れることに。
 函館空港は地方空港の中では福岡空港に次いで中心部に近く便利な場所にある。空港連絡バスで空港から函館駅まで20分300円。これは羽田や大阪伊丹では考えられない。函館駅からは市電に乗り換えて千代台電停で降車。
千代台電停
函館バス
 オーシャンスタジアム最寄り電停から歩いてコンビニに向かう。途中、何度もバスとすれ違うが、デザインが東急バスのそれとそっくり。それもそのはずで函館バスは以前まで東急グループの傘下にあった会社なのである。
 雨脚はやや強まったり弱まったりしながら推移している。コンビニでは飲料の他に雨傘とゴミ袋をまとめ買い。雨対策は万全。
 コンビニから千代台公園へ戻る途中、西武ライオンズのセンシュ諸君を乗せたバスが私を追い抜いた。このバス、地元のバス会社ではなくなぜか北海道中央バスカラー。車体には「ニセコバス」と書いてあった。
千代台公園
ご注意!
オーシャンスタジアム正面
街宣車
 野球場を一周してみる。北海道の北海道新聞社主催試合の場合は恐らく新聞拡販を目的として来場者へその日の道新スポーツが振舞われる。早まって空港で買わないで正解だった。その他にも道新オリジナルファイターズクリアファイルまでもらいかなり得した気分。
 得した気分は良いが、雨脚はあまり改善の方向には向かっていないような気がする。センターにある外野席入り口前には今週頭にいろいろお話をしたファイターズの私設応援団のみなさんがいらっしゃった。挨拶をして本日一緒に試合を見させていただく。見ると札幌の応援団諸氏だけではなく数名の東京の人も4名程度見掛けた。熱心ですなぁ。
ライト側外野席の行列
 外野入り口前にある当日券売り場でチケットを購入。チケットは1200円で、最近ではあまり見なくなった奇麗な印刷のいわゆる「生券」と呼ばれるチケット。これは嬉しい。札幌大通にある道新プレイガイドのぴあ様式や札幌ドームでの様式のチケットを前売りで買わないで良かった。
 開門前、まだ小雨がぱらついているものの、それ以上に怖いのは強風。設営直後のコカ・コーラのテントが強風に煽られて飛ばされそうになっていた。
 開門されると我々は右中間の真ん中上段に場所を確定。しかしここにはなかなか人が集まらない。開門してかなり時間が経過しているのにどうして?よく見るとファンは新庄剛志が守っているセンター周辺に場所を確保していて、バックスクリーンの横だけは黒山の人だかり。さすがにこのあと時間が経過するとライトスタンド全体に散らばって身動きが取りにくいほどの集客になるのだが。
 西武の打撃練習が終わりファイターズの選手が守備練習のためにグラウンドに出てくる。新庄の人気はすさまじく、本人も手を上げて声援に応えていた。それにしても強風もすさまじく、応援団の持っていた大きな応援旗は持ち上げるのが精一杯で左右に振るコントロールができず大変なことになってしまう。西武の応援団による旗の縦振りも今日はできない。その西武ファンだがレフトスタンドに申し訳程度に陣取る程度で極めて少なく、違う意味で彼らは盛り上がるだろう。
 練習中、ファイターズ球団の上層部の方がご挨拶にいらっしゃる。「今日は雨風が強かったけどこれだけのお客さんが楽しみにしてくれているんだから簡単に中止決定はしたくなかった。風が強いのでマリンでやるようなつもりでやれとヘッドコーチに話をした」とお話をしてくださった。そんな中でスタメンが発表になる。
Seibu Lions
赤田
小関
フェルナンデス
和田
貝塚
石井義
中島
細川
高木浩
大沼
守備
8
9
3
7
DH
5
6
2
4
P
9
8
3
DH
7
5
2
4
6
坪井
新庄
小笠原
セギノ|ル
エチェバリア
木元
高橋信
田中賢
金子
金村
Hokkaido Nippon-ham Fighters
 さすがに今週前半の札幌ドーム3試合をすべて観戦しているだけあってファイターズについては詳しくなった(笑)。
 小谷野、田中賢、奈良原と3試合で3人が登場したセカンドには今日は田中賢が入っている。ファイターズの先発投手は復帰して1勝を挙げている金村。対する西武の先発はここまで完封を含むファイターズ戦2勝を挙げている大沼幸二。
 試合前、オレンジ色の衣装を着た函館ダンスアカデミーのメンバーによるダンスが披露される。「このアカデミーの人たち、いったい何歳くらいなんだろう」とか「衣装のスカートがあまりゆれてないからグラウンドレベルではそれほど風の影響は無いのかな?」といった話をしながらダンスを眺める。ユーロビート調の曲に乗せて踊るシーンは福岡ドームやナゴヤドームでも見ることはできるが、途中函館名物・イカ踊りが入るアレンジが加えられていてとても有意義なダンスだった。ちなみに翌日の北海道新聞道南版によると彼女たちは13歳から15歳だそうだ。
 まもなくプレイボールというところで少年野球チーム・函館タイガースのエース・簿田祐基くんによる始球式が行われる。外角のボール球ではあったが型どおり赤田が空振りをして儀式終了。

 
 試合が終わり、ファイターズ応援団さんにご挨拶をして野球場を後にする。デーゲームなので本来なら今日中に帰宅してしまえば良いのだが、実は明日も見る気満々で予定を組んでいたので飛行機は明日の航空券を買ってしまっていたし宿も確保済みだった。
 今晩の宿は函館にある東横イン。函館には東横インが2館あるのだが、自分は駅から近い朝市の横の東横インを予約していると思っていた。で、ホテルにたどり着くと予約が入っていないとのこと。確認すると実際にはもう1つの東横イン函館大門に予約を入れていたことが判明。疲れた足を引きずってようやくホテルに到着した。時計の針は7時ちょっと前だった。
 せっかく函館まで来たのでここは函館山に登らなければ意味が無いと考え、すぐに市電に乗って十字街へ。急坂を登って函館山ロープウェイ山麓駅にたどり着いたときには、夜も8時近いというのにたくさんの観光客が訪れていた。最近では中国や台湾で北海道観光ブームが巻き起こっているらしく、そっち方面の人も多い。
 ホテルに戻る前に倉庫街にあるハセガワストアとラッキーピエロに行く。入浴しすぐに寝る。
 起床〜函館駅前9時発のバスで函館空港に向かい9時40分発の東京行き飛行機で帰京。その足でいったん帰宅。礼服に着替えすぐに家を飛び出す。実は勤務先同期入社の人間の結婚式に参列しなくてはならないことをすっかり忘れていて、帰京便の航空券は夜便のものを変更しての帰京だった。
 結婚式は無事に面白く感動の中終わったが、なんか幸せっていいですねぇ。
  

 
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