(最終更新>2004年4月22日)
2004年4月25日日曜日 プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合
北海道日本ハムFighters−福岡ダイエーHawks6回戦
13:00 観衆;34,000人 観戦場所;ライト外野自由席
ホークス
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0
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0
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0
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2
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1
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0
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2
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2
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0
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7
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一
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二
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三
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四
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五
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六
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七
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八
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九
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計
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ファイターズ
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0
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2
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0
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0
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0
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0
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3
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0
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0
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5
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勝利投手 |
水田章雄 3勝1敗 |
セーブ |
三瀬幸司 5S |
敗戦投手 |
芝草宇宙 1敗 |
審判員・記録員 |
本塁打 |
球審
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柳田昌夫
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小田智之4号打点2・投手:新垣=二回 |
一塁
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秋村謙宏
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フリオ・ズレータ5号打点2・投手:金村=四回 |
二塁
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栄村隆康
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川崎宗則1号打点1・投手:金村=五回 |
三塁
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川口亘太
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松中信彦9号打点2・投手:金村=七回 |
公式記録員
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山田繁
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フェルナンド・セギノール6号打点2・投手:新垣=七回 |
川崎宗則、まさかのホームラン!
19時台航空機搭乗組み阿鼻叫喚の札幌ドーム3連勝!
ホークスが6連勝。5対5の八回一死二塁で川崎宗の内野安打に失策が絡み二塁走者が生還して勝ち越し。さらに二死満塁から城島健司の死球で7点目を加えた。救援陣が粘り水田が3勝目、三瀬が5セーブ。
日本ハムは中盤の拙攻が響いた。 |
昨日よりさらに遅い9時に起床。デーゲームは朝早くに起きなければならないのが辛い。
カーテンを閉めていたので真っ暗な部屋。バサッとカーテンを開くと横殴りの雪が舞っているではないか!4月も終わりを告げようとしている25日にもなってまだ雪が舞っている札幌は初めて見たので一気に目が覚めた。
3連戦観戦予定の今日は3試合目でデーゲームなので荷物をまとめてチェックアウトの手続きを行う。宿泊代金は昨日のスカイスパ利用代金込みで33000円也。初日の12時半にチェックインできたり、お風呂が広くトイレと別で清潔であったり、インターネットが使い放題だったり、高層フロアからの眺望がきれいだったりと札幌市内における贅沢宿泊をしての値段であることを考えると高い宿泊代ではない。身分不相応ではあるが(笑)。
ホテルを抜けてそのまま地下へ降りる。ホテル直下にあるセブンイレブン札幌ステラプレイス店で新聞とお茶、軽食を購入。地下鉄東豊線のさっぽろ駅ホームのベンチに座り新聞を読んでいると、自分の背後から聞き覚えのある声がした。
「さぁ〜しゅ〜ちゅ〜」
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誰かと思ったら関東某応援団「匠」の会長さんじゃあ〜りませんか(笑)。
大笑いしながら地下鉄で終点の福住まで向かう。地上に上がってトボトボ歩いて札幌ドームまで向かうが、なんとなく小雨がぱらついている。先ほど見た雪の影響なのかもしれない。札幌ドームの後方の空もどんより鉛色だ。
いつもの南ゲート前に到着すると早々とホークス応援団飲酒部(笑)による練習活動が活発に行われていた。クソ寒い中、ビールが飛ぶように消えていく。当然用意した飲料が全て消化できるわけが無く、どうにか隠し持って場内に入るよう画策を練る。
が、手荷物検査時に札幌ドーム警備員によってそれも見破られる。しかしこのあと出てきたA君の言い訳が傑作。
「これは缶じゃなくNASAが開発した紙パックっすよ」
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とっさのこととはいえ彼の言語造成能力には驚いた(笑)。しかし誰がどう見ても缶ビールであることに疑いの余地は無く、泣く泣く札幌ドームが用意した紙コップへ移し替えての入場となった。
冒頭にも触れたが今日は3連戦の最終日。遠征組みは帰宅を視野に入れての観戦となる。ちなみに明日4月26日のホークスは試合が組まれておらず、てっきり27日からの福岡ドームに向けての移動日だと思われていたが、どうやら今日中にホークスは福岡へ移動するとのことで、こちらも時計と睨めっこしながらの試合となっている。まぁホークスの場合は業務上での移動なのでいざとなったら便変更も可能なんだろうが。
Fukuoka Daiei
Hawks
H
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川崎
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高橋
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井口
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松中
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城島
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バルデス
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ズレ|タ
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宮地
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吉本
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新垣
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守備
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6
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8
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4
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3
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2
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7
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DH
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9
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5
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P
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7
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8
|
5
|
DH
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3
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4
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9
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2
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6
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F
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石本
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新庄
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小笠原
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セギノ|ル
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小田
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木元
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上田
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高橋信
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金子
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金村
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Hokkaido Nippon-ham
Fighters
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スタメンは吉本がサードに入ったホークス。柴原は控えに回っている。先発投手はオレンジおばさんが泣いて喜ぶであろう新垣渚。ファイターズは小田と木元の打順が入れ替わっている。こちらの先発投手は岩本勉。
試合前には週末開催では恒例となっている少年少女によるベースランニング大会が行われる。ホームベース横では外国人のカルロス・ミラバルと人気者の岩本勉がお出迎え。
試合は定刻直前に少年野球チームのスガハラ君による始球式が行われ開始準備が整う。
初回のホークスは川崎宗則がさっそく2球目を引っ張ってファーストゴロ。小田が捕球してそのままベースを踏んづけて1アウト。2番の高橋は5球目を見逃して、3番井口資仁も4球目をこちらは空振りでいずれも三振に倒れ見事に三者凡退に終わる。やはり試合に撒きが入っているのか?妙にあっという間に終わった初回表の攻撃であった。対するファイターズも先頭打者の石本努がセカンドゴロ、2番に入っている新庄剛志(登録名はSHINJO)は4球目をサードライナー、そしてサードスタメンの小笠原道太も4球目をショートゴロ(6-3)であっという間に三者凡退。ちなみにファイターズの明日は試合予定が組まれてはいない。あさってからは近鉄を向かえての地元札幌ドーム開催である。 |
ファイターズそのものには試合を早く終わらせる理由はそれほど無い。
ホークスの2回の攻撃は四番松中信彦からであったが、4球目をレフトへ打ち上げる。5番城島健司も初球をサードゴロ。揃いも揃ってみんな早打ちのような気がしてきて試合の流れが見えてしまいそうだと感じていたところでサードのアンツーカー部分で打球がイレギュラーバウンドしそのままレフト前へ転々。記録はレフト前ヒットで1死1塁。続くバルデスも初球を打ち、釣べ打ちの様相を呈するのかと上げてファーストファールフライで2アウトになってしまう。しかしここは来日して1年程度のフリオ・ズレータは空気を読めないでいるようで、ここまでテキパキとアウトを重ねていったホークス打線の中で6球目まで粘る有様。で、カウント2−2からの6球目をライト方向へ引っ張りヒットになってしまう(笑)。ヒットはホークスにとっては喜ばしい。ファーストランナー城島健司はセカンドベースを蹴ってサードへ到達。2アウト1・3塁のチャンス!しかし日本人の宮地は初球を軽くあわせてファーストゴロに倒れてこの回の攻撃を無得点で終わらせる。城島とズレータは残塁となった。 |
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チャンスを逃すと今度は相手にそのチャンスが行ってしまうと言う話は勝負事では定説になっているが、2回裏のファイターズはまさにその定説が当てはまる。シャクティパットグルファウンデーション(SPGF)もびっくり!先頭の目下首位打者を爆走中であるフェルナンド・セギノールが左打席で5球目を強引にライト方向へ引っ張りノーアウト1塁になって打順は5番ファースト小田智之。昨日の最終打席で点差の開いたファイターズにとって劣勢の展開である最終回にライト方向へホームランを放っている。そのときは「某金満チームの元四番打者みたいな無意味なホームランだ」と揶揄したもんだった。その小田智之だがカウント1−2からの4球目を今度もライト方向へ大きな打球を放つ。昨日は無意味ではあったが実は昨日で調子をつかんでしまったとしたら無意味ではなかったのであろうか?打球はぐんぐんと伸びて我々の居るライトスタンドへ突き刺さる4号2ランホームラン。ファイターズが2点を先制した。これには敵ながら天晴れと敬服してしまう。木元、上田が凡退して2アウトになるも新垣渚は8番高橋信に右中間2ベースヒットを打たれまたもやピンチを背負ってしまう。さらに9番、元アナウンサーを嫁に持つ金子誠に対して投じた3球目を城島が捕球できずにセカンドランナーをサードへ進めてしまいピンチを広げてしまう。困ったなぁ。しかし今度は金子誠がカウント2−2からの5球目を空振り三振し自滅。事なきは得たものの、失点は2であることには変わりは無い。さぁ、反撃と行きたいところ。
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3回は両チームともにランナーを出すものの得点に変動は無く推移。 |
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