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2003年9月6日土曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合

株式会社福岡ダイエーホークス福岡ダイエーHawks西武Lions株式会社西武ライオンズ26回戦
福岡ドーム 18:00〜 観衆;50,00048,000人(?!) 観戦場所;レフト外野自由席
ライオンズ
0
0
0
0
0
0
3
0
3
1
7
 
ホークス
0
1
0
0
5
0
0
0
0
0
6
    
勝利投手
森慎二 6勝2敗
セーブ
豊田清 1勝2敗35S
敗戦投手
篠原貴行 1勝2敗7S

審判員・記録員
本塁打
球審
林忠良副部長
ペドロ・バルデス21号打点1・投手:西口=二回
一塁
東利夫主任
ペドロ・バルデス21号打点1・投手:西口=五回
二塁
山本隆造主任
井口忠資1号打点1・投手:西口=五回
三塁
柿木園悟
赤田将吾1号打点1・投手:和田=九回 通産3号
公式記録員
荒井隆課長
スコット・マクレーン24号打点1・投手:篠原=十回

ベンチがアホやから野球でけへん!
和田毅、哀れ3連敗。川崎を責めたいのも解るが。

 西武は0−6の七回、四球に3安打と失策を絡めて3点を返すと、九回は無死二、三塁から赤田が今季1号3点本塁打を放って追いついた。そして延長十回、スコット・マクレーンが左へ24号本塁打を放ち、勝ち越した。
 ホークスは、継投が遅れた。先発の和田が六回まで好投していたが、終盤につかまった。守備の乱れが失点につながったのも響いた。

 。

 8時にアラームをかける。予定通りの目覚め。テレビでは桂文珍師匠が社会問題について熱く語る番組を放送中。とっとと身支度を終えてホテルを出る。
 地下鉄四つ橋線四ツ橋駅から一駅だけ乗車。四ツ橋線のなんば駅は大阪シティエアターミナル(OCAT)が程近い。なんばのバス乗り場よりもOCATの方が近いのでそっちへ歩を進める。OCATはJR関西本線・JR難波駅の直上にある。駅のKioskで昨日のタイガースのサヨナラ勝ちを伝えるデイリースポーツと日刊スポーツを購入。地上2階にあるバス乗り場に進む。時刻は8時45分を過ぎたところ。次発の大阪伊丹空港行きバスは9時調度の発車予定。ちなみにOCAT名物・関西国際空港行きのリムジンバス・OCATシャトル880は現在も健在。梅田やOBP付近から1200円も掛かる既存リムジンバス業者を尻目に独自の880円営業を続ける庶民の足。頑張ってもらいたいところではあるが、今日の目的地は伊丹空港なので利用するわけには行かない。ちなみに大阪市内中心部・梅田・上本町・あべの橋・なんばから大阪伊丹空港までのバス運賃はすべて620円で統一されている。
 バスは当初、事故渋滞に巻き込まれる予定ではあったが、交通量は多いものの特に渋滞の車列にはまることなく阪神高速環状線〜池田線を順調に進む。9時半に大阪空港に到着。すぐさまJALの窓口で昨日乗らなかった羽田→伊丹の航空券を払い戻す。同時にこの後搭乗予定の航空券を提示し空席待ちの受付を行う。
 この後の福岡行きは軒並み満席。「こりゃJALグローバルクラブ会員もかなり並んでるんじゃ?」と不安視していたが、9時半段階でのJGC会員の空席待ちは誰も居ないとのこと。おかげで整理券番号は「栄光の1番!」とGet。もう乗れたも同然!と喜んではみたがこの後の福岡行き機材が小さいBoeing737であることから最後まで喜んではいけない。ギャラードが出てきてサヨナラ負けを喰らうベイスターズファンの気持ちを理解した瞬間だった。空席待ちの合否発表は千歳空港の場合、出発カウンターで行われるのだが伊丹の場合は手荷物検査場を抜けた後の搭乗ゲート前で行われる。よって早めに手荷物検査を受けてラウンジ内でまったりと飛行機を眺めながらお茶を飲む。手荷物検査場前には妙に古めかしい日本航空のロゴが!JAL&JAS統合ののち、鶴丸マークは消えてしまうらしいので貴重なショットとなるだろう。
 検査場を通過しすぐにJALサクララウンジ専用エレベータを利用し3階に上がる。約20分とはいえ飲み物を飲みながら飛行機を眺められる贅沢はとても心地よい。
 空席待ちをしている立場からあまりまったりもしていられないので余裕を持って16番搭乗口に急ぐ。どうやら空席が発生しているようであっさりと座席の案内を受ける。指定された4番K席に着席。飛行機は予告どおりBoeing737-400型(JA8944)。良く見ると塗装はJALエクスプレス社(JEX)のものだった。いつもの日本航空の機材とは違うので乗務員の制服もJALとはデザインが違う。
 Boeing737機材はとても小さいのでテレビモニターの搭載も無い。よってVTRによる安全情報のアナウンスが出来ない。よって客室乗務員による実演でエマージェンシーデモンストレーションが行われる。しかしJAS乗務員のときはすべて肉声でのアナウンスで行われるデモもJEX・JAL・JTAではテープで行われている。内容はほとんど同一なのでテープでも肉声でもどちらでも良いのではあるが。ちなみにこのテープの声の主、どこかで聞き覚えのある声だと思っていたが、JAL便でオーディオサービスのナレーションを担当していたルーシー・ケント女史ではないかと気付いてしまう。彼女は現在日曜日22時から東京ローカルFMラジオ局・J-waveで番組を担当している。その他の時間帯でもJ-waveでのスポットCMに出演していたりしている。
 そんなことに感心しているうちに飛行機は離陸を開始。およそ50分の飛行時間はあっという間ですぐに福岡空港にランディング。珍しく第2ターミナルに到着したので地下鉄への乗継がものすごく楽に出来た。
 せっかく早くに福岡に到着したので早めにホテルにチェックインしてゆっくり休むことにした。博多駅前2丁目にあるホテル日航福岡はどうやら昨晩より全館満室の盛況ぶり。すでにチェックアウトした人の部屋をあわてて清掃してくれてどうにか空室を作ってくれた。このホテル、インターネットもLANで楽しめるのでとても過ごしやすい。

 しばらく休んだ後、バスで福岡ドームに向かう。都市高速道路は福岡ドームで西武戦が行われることもあり渋滞していた。

 福岡ドームに来てみると今夜の西武戦は「みやざき」がスポンサーらしい。ホークスがキャンプを行うのでそれに便乗したものだろう。場内のあちこちに宮崎市の幟がはためいていた。あくまで今夜のスポンサーは「宮崎」であって「宮崎」では無い。この「市」「県」の違いが球団支援の微妙な温度差をあらわしている。実は「県」は青島(チンタオではない)に定宿を確保しサンマリンスタジアムで練習をする讀賣ジャイアンツを支援している。今回高知市からキャンプを誘致したのは宮崎市。宮崎市内に新しい球場を建築。練習場を持つ大型設備らしくかなり鼻息は荒いらしい。その上、宮崎といえば寺原隼人を輩出した県として有名。ここぞとばかりに福岡からの集客率Upを狙っているようだ。

 しかし宮崎県は福岡かもっとも遠い都市。鹿児島でさえ来年夏頃には九州新幹線が開業し新八代で乗換えを強いられるとは言え博多から鹿児島まで約2時間10分で結ばれる。対して宮崎は鉄道で4時間。飛行機で市内〜空港〜市内のアクセス時間を含めても1時間半。JR九州としては福岡⇔宮崎の鉄道輸送を諦めたようで逆に飛行機の軍門に下ったかのような駅(宮崎空港駅)まで作ってしまった。現在、宮崎から博多へは特急列車の設定が夜行以外には見当たらない(小倉乗り換え)。
 閑話休題---
 場内では真夏でもブーツフェチを喜ばせていた女性軍団によるダンスに代わり宮崎市から派遣された伝統芸能っぽい踊りが繰り広げられている。しかし九州の人たちは袴で踊るのが隙なんですなぁ。
 そんなことを考えているうちにスタメンが発表される。
Seibu Lions
松井
小関
和田
カブレラ
中島
高波
後藤敬
野田
高木浩
西口
守備
6
9
7
3
5
8
DH
2
4
P
9
5
4
3
2
7
DH
8
6
柴原
川崎
井口
松中
城島
バルデス
ズレ|タ
出口
鳥越
和田
Fukuoka Daiei Hawks
 西武ライオンズ球団はなにか勘違いをしている。なぜ阪神タイガースが高波文一を放出したか?それは一にも二にも打撃がイマイチだから…走力・守備力は間違いなくタイガースでピカイチだったのだが…しかしライオンズではなぜかここ一番でスタメン上位を張ることが多い。しかし成績はというとそれほど打力が向上したとは思えない。ライオンズベンチは高波に試合冒頭から何を期待しているというのか?ホームランをそこそこ量産しているスコット・マクレーンを使わないのも良くわからない。ってか平尾が一群に居ないのは大きい。先発投手はこちらもイマイチな西口文也。
 対するホークスはというと村松が抜けたあと、穴埋め的存在の柴原洋が入っている。センターには出口が入っている。先発投手は2連敗中の和田毅(相性:ツヨポン♪)。
 18時ちょうど。試合のスポンサー、宮崎市の最高責任者・宮崎市長の津村氏が始球式を行い試合が始まる。なぜか全身ユニフォーム姿の市長さん、ホークスが今年からキャンプ地を宮崎市に移すことから結構テンションが高いようだ。なんたって越すプレしてグラウンドに出てきてるんだから(笑)。
 1回表、和田毅の立ち上がりはというと初回から飛ばしているのか、松井をセンターフライに、小関・和田を連続空振り三振を奪い順調な立ち上がりを16球で終わらせる。
 その裏のライオンズ、西口は井口に四球を与えるものの松中信彦を討ち取って無失点で終わる。静かな立ち上がりを見せる両チームの先発投手。
 2回表の攻撃開始前、ライトスタンドの某応援団席にご挨拶。なにやら次の回のセンターリードの打ち合わせをしていたようだ。そこへ「あっ、3回裏のリードは○○っちゃん(私)ね」の声が(苦笑)。その話に上書きするように「コ・リーグで経験あるし大丈夫だよね」と笑いながら畳み掛ける。仮に冗談と判っていても怖気づいてしまう(笑)。福岡ドームのライトスタンド、数ある応援団の人たちの憧れのステージ、それがセンターリード。リーダーの一声でスタンドの応援が動き出すのだから責任は重大。根性が座っていないと出来ないよなぁ。関東から遠征している同士も居てにわかに話が盛り上がる。
 ライトスタンドで雑談をしていたのでスコアはほとんどつけていない。この間にカブレラがライト前にヒットを放っているが和田がどうにか粘って無失点で切り抜けている。「粘って」というのは…散々雑談してきて自分の席に戻ってきてもまだ2回表が終わっていなかったから(笑)。
 その裏のホークスは城島が三振に倒れた1死の後にバルデスがカウント2−2からの5球目を芸風とは異なるレフトへ。打球は失速することなくハーフライナー気味にレフトポール脇へ刺さりホームランに。打者がバルデスであることを考えるとなんともラッキーなホームラン。しかしホームランでは次の打者はあまり続くことが出来ず、ズレータ・出口と凡退に終わり西口の2回裏は1失点で終了。
 前の回、ヘナヘナな投球を見せた和田毅が無失点、対照的に丁寧に投げている西口文也がホームランによる1失点。野球とは面白いスポーツである。
 3回、4回と静かに無難に両チームとも無失点・無得点で5回に突入する。
 ライオンズは野田から始まる攻撃だがサードゴロで1死。高木浩は三振。松井も打ち上げてライトフライに終わる。和田くん、乗ってきたかな?
 その裏の先頭、バルデスに対し初球・二球目とストライクが入らない。ストライクを取りに言った西口の3球目をバルデスは見逃さない。引っ張った打球はライトスタンド上段に落ちる特大のホームラン。ここまでの安打はすべてバルデスの2本塁打。こういう点の獲り方も面白い。こうなると便乗して続きたいフリオ・ズレータだがレフトフライで1死。出口がセンター前ヒットで出塁。どんどん続いていきたいがここがホークスの少なくない弱点のひとつ「最弱の下位打線」の主軸を打つ鳥越が打席に。この場面で采配を見せた1塁側ベンチ。カウント0−2から投手に取らせるバントを決める(ファーストベースカバーは2塁手の高木浩)。そして柴原が四球。チャンスは広がる。広がったチャンスは川崎宗則で回収する。レフト線上を鮮やかに抜けていく二塁打を放ちセカンドベース上の出口がホームイン!3対0に。とどめは井口のレフトへの3ランホームラン。これで6点差。西口はがっくり肩を落とすものの松中をセンターフライに。ようやくホークスの長い攻撃が終わる。
稼頭夫くんホームイン!
 試合が中盤の5回を終えて明日の予告先発投手と他球場の途中経過が発表される。
 その後に「満員御礼」の文字が大きく出る。フムフム、確かに空席はあまり無さそうだ。しかし本当に満員なのか?と思いi-modeで動員客数を確認。するとなんと福岡ドーム公式発表の施設定員48000人を2000人上回る50000人の文字が。他の野球速報サイトを覗いても同じ数字が踊っていた。通常「満員で48000人」は正味スタンドに入ったお客と年間指定席のチケットの売れ具合が加味された数字になっている。ここにはビックライフと呼ばれるドーム内喫茶スペースの観客は含まれない。仮に含まれたとしても2000人も入らない。これは明らかに消防法違反である。まぁ誰にでも間違いはあるわけで…あまりクドクドと突っ込んでも仕方が無いのであまり騒がないことにする。
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Next Game>2003.9.14 Dragons - Tigers #27 at Nagoya Dome
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