(完成)
2003年6月17日火曜日 プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合
オリックスBluewave−福岡ダイエーHawks10回戦
岩手県営野球場 18:01〜 観衆;16,000人 観戦場所;ネット裏6列058番
ホークス
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1
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1
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3
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0
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0
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6
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10
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0
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0
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21
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一
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二
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三
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四
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五
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六
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七
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八
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九
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計
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ブルーウェーブ
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0
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4
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1
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2
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3
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0
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0
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1
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0
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11
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勝利投手
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佐藤誠 1勝1敗 |
敗戦投手
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萩原淳 1勝3敗 |
審判員・記録員
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本塁打
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球審
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林忠良副部長
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ペドロ・バルデス13号打点3・投手:金田=三回 |
一塁
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栄村隆康
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城島健司14号打点3・投手:戸叶=七回 |
二塁
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東利夫
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大道典嘉2号打点1・投手:戸叶=七回 |
三塁
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小寺昌治
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ペドロ・バルデス14号打点3・投手:戸叶=七回 |
公式記録員
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荒井隆人課長
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村松有人4号打点3・投手:徳元=七回 |
試合終了…22時55分(笑)
もうちょっとで9イニングス世界最長試合になるところだった
ホークスが今季リーグ最多の21得点で大勝した。5−10の六回、代打・村松有人や松中信彦の適時打などで1点差とし、大道典嘉の左中間二塁打で11−10と試合をひっくり返した。七回は城島健司、大道典嘉、ペドロ・バルデスの3者連続本塁打など、猛攻で10点を奪った。チームは4連勝で、佐藤誠がプロ初勝利。
オリックスは投手陣が総崩れで3連敗。 |
寝坊で会社を遅刻しても堂々と定時17時45分退社をしてしまう私(笑)。
例によって遠征の始まりはいつも前日。今回も遠征当日の寝坊を避ける意味で前日移動を強行。いつものようにバイクを二子玉川の会社に置いてから駅に向かうと玉川高島屋・東京三菱銀行のスクランブル交差点前で歩行者用信号が赤を示しているにもかかわらず横断を試みようとする女子が1名。誰かと思ったら自分の会社の総務担当・A女史だった(笑)。思わず突っ込みを入れると私服の自分を見て驚いた様子。
銀行で有り金のほとんどを引き出して駅に向かう。時刻は17時55分。4番線に東武車両の東武動物公園行き各駅停車が到着すると3番線に見慣れた8590系の大井町行きが入線。所要約20分で大井町駅に到着。駅前を見ると京急バスが止っていた。i−modeでバスの出発時刻を調べると18時25分発とのこと。携帯電話の時計機能は18時21分を示している。即効バス乗り場へ急ぐ。いつもならりんかい線とモノレールを乗り継いで羽田空港へ向かうのだが乗り換えの無いバスは楽珍なので560円を支払いバスの客になる。大井町商店街沿いにある電気屋さんのテレビでは東京ドームの日本ハム対西武戦を映し出している。今日のライオンズの先発投手は松坂大輔のようだ。
八潮の線路郡の脇に差し掛かるとJR貨物のターミナルとJR東海の車庫が見える。引き上げ線のような場所に横たわる300系車両が目に入る。即幕には「回送」と書いてありそうなものだが真っ白。車両番号を見ると初期型の1番編成だった。確か平成3年、朝・晩の2往復の「のぞみ」と昼間1往復の「ひかり」運用に入ってから12年経過している。この1番編成もそれだけ走ったということになるわけで、そう考えると白い車体も少しくたびれて見えなくも無い。まるで廃車を待っているかのような様子に少し寂しさを感じてしまう。
バスは19時ちょうどに羽田空港に到着。早速出発便案内表示を確認。19時15分発と20時15分発の札幌行きのみ不吉な文章がスクロール表示されていた。
この表示が流れて着陸できなかった試しはまだ1度も体感していないのではあるが、航空会社的には可能性があるのであれば告知の義務があるらしく念のため表示しているような感じがした。
8月のタイガース札幌祭り(仮称)の帰り便の航空券を購入し手荷物検査を経てサクララウンジへ。サクララウンジは伊丹行き最終の時間に近いと混雑しているのだが今日も案の定、混んでいた。それではと通路を挟んだ反対側にあるサクララウンジアネックス(別館)へ。本家のサクララウンジがシックな落ち着きであるならば、アネックスは現代調のパステルカラーがまぶしい仕上がりになっている。パソコンやテレビなどが置いてあるのでどちらかといえば書斎のような感じ。ちなみにお絞りは本家サクララウンジとは違い紙オシボリだった。またトイレはアネックスラウンジ内には無いので短時間にふらっと暇つぶしをするのならサクララウンジアネックス、1時間以上時間をつぶすような感じなら本家サクララウンジと使い分けると良いかなと。
サクララウンジアネックスに入ると例によってチケットとJGCカードの確認がある。中に入ってドリンクを取ってパソコンの電源を入れたところで係員女史に声をかけられる。以下はそのやり取り。
係「あの、札幌へご出発ですね。出発条件が出てるのはご存知ですよね?」
私「存じてます。」
係「よろしいでしょうか?」
私「仕方ないですよね。私が出来ることってありますか?とりあえず無事に着陸できるように祈っときますよ(笑)」
係「そーですね(笑)」 |
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ラウンジ内で暇つぶしをした後に12番搭乗ゲートへ。搭乗券を見ると右上に56番と書いてある。これは当日この便にチェックインをした順番の番号。300人近く乗る飛行機に出発の約1時間前で56人しかチェックインをしていないということは今日の飛行機はかなり空いているということ。それなら多少のわがままは利くだろうと航空券購入の際に係員に「隣の席をブロックしといて」とお願いしておいた。案の定、機内に入ると隣の19番B席は空席のまま。足元が広い19番は目の前に客室乗務員が座る非常口座席。念のため「この飛行機、着陸できるんですよね?」と確認してみる。「梅雨前線の影響で着陸前に揺れることは歩けどおおよそ着陸できるとのことですよ」とのこと。まずは一安心。
時計を携帯電話に依存しているので飛行機に乗ってしまうと時刻の確認が出来なくなってしまうが間隔で定刻の時刻を過ぎていることが判る。しかし離陸の素振りを見せない飛行機。悠然と荷物を持って乗り込んでくる乗客に冷たい視線を送りながらドアクローズを待つ。今日のJL539便のシップはBoeing777-300(JA8943)。
去年の東北遠征の際もそうだったが今回も盛岡へのアクセスに千歳空港を使う。マイレージ稼ぎもそうだが残り少ない機関車に引かれる客車の旅を味わうのも今回の遠征の目的でもある。 |
離陸してしばらく東京上空の夜景を堪能。東京タワー〜お台場〜葛西臨海公園観覧車〜東京ディズニーリゾートが奇麗に浮かび上がる。
しかし千葉県を過ぎたあたりで地上は真っ暗になってしまう。ベルト着用サインが消灯すると客室乗務員によるドリンクサービスが行われる。スープをもらいパソコンをいじる。今日はさすがに空いている上に、乗っているお客のほとんどが寝ていることもありドリンクサービスがサクサク進んだみたいで「もう1杯いかがですか?」とお代わりを進められる。
飛行機の外に白いものが目立ちだすとベルト着用サインが点灯する。客室乗務員も着席し着陸態勢が整う。「どうやら予定よりも15分ほど早く千歳に着くようですよ」と教えてくれた。
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新千歳空港に到着するとすぐに到着ロビーを抜けて新千歳空港駅に向かう。心配された航空中耳炎の症状はまったく無かった。飛行機早着のおかげで予定よりも1本早い電車に乗ることが出来た。21時台に千歳駅に到着。本来なら10分程度遅い到着の電車に乗る予定だった。10分千歳滞在が伸びた。駅前のラーメン屋さんで塩ラーメンでも食べたかったのだがあいにくここのラーメン屋さんではメニューに無かったのでチャーハンを注文。油が控えめでなかなかの味。ここの店は餃子のメニューが豊富。料金は最も安いカレー餃子でも390円とリーズナブルなのは良いが、一人で一皿餃子9つも食べられないので今回は遠慮した。ぜひグループでの来店時に食べてみたい。
22時20分、店を出て再び駅へ。食事を済ませたのでコンビニでは飲み物を購入してすぐに1番線ホームへあがる。 |
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階段を上がりホームに出ると…急行はまなす号青森行きの乗車位置表示がまったく無いのでどの位置が私が乗る4号車なのだか良くわからない。1日1本しかない青森行きではあるが料金を徴収して走る急行列車なのだからそこんとこしっかりとして欲しい千歳駅であった。
列車は定刻通りディーゼル機関車DD51の爆音を響かせて到着。4号車は南千歳寄りの階段の脇に到着。自由席は4人しか乗っていなかった。そこへ千歳駅から2名が乗車。私の「のびのびカーペット車両」はざっと15名くらいだからまぁ空いている部類だろうなと。
実はこのはまなす号のびのびカーペット車両にはモバイラー必見の電源コンセントが設備されているのだが、階段の脇の区画がそのコンセント場所となっている。私は階段脇の10番下段をキープしたのではあるが残念ながら階段脇の反対側の場所に肝心のコンセントがあるので今回は使えない。しかし今後の参考のためにコンセントがある座席区画番号をメモしといた。番号は1、5、14、17番で全て下段。ちなみに1番は女性専用区画となっている。 |
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時刻は23時09分。列車は苫小牧、登別と停車していく。苫小牧からは隣の区画をはじめほとんどの区画にも人が乗ってきて夜行列車は盛況を呈していく。今夜は少し早いが寝る事にする。途中深夜2時台の函館停車で目が覚めるものの、津軽海峡線内はまったく目が覚めなかった。
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目覚めると青森到着20分前だった。津軽線内を快調に進む急行はまなす号。青森駅には定刻の5時35分に到着した。青森からは新潟行き特急いなほ6号に乗り換える。新潟行きといっても乗るのは次の弘前までで決して長距離の利用ではない。本来なら次に出る6時12分発の弘前行き普通列車でも良かったのだが、弘前までの自由席特急券500円分を急行はまなすの指定席急行券(通常価格1580円)と同時購入すると乗り継ぎ割引が適応されて急行券が半額の780円になるのだから面白い。急行券の料金が半額になって乗り継ぎの特急料金が500円なら都合280円の得になる計算。280円といえば駅でそばが食べられる(笑)。青森駅のホームで早速その恩恵にあずかる。アツアツの天ぷらそばをすすりながらいなほ6号の出発を待つ。すると隣のホームに普通列車の課に大気電車のはずの列車が到着。車両はどこをどう見ても特急型の485系。しかし行き先表示を見てびっくり。 |
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「普通 蟹田」と書いてあるではないか。津軽線の沿線住民はこんな豪華な485系で通勤・通学をしているのかと。対するこの後乗車のいなほ6号は新潟色の485系。青森カラーの485系とはかなり見劣りしてしまうものの、車内座席はグレードアップされている。とてもすわり心地が良い。
定刻の6時09分に列車は動き出す。当初弘前までの特急乗車を考えていたのだが、車掌に大館まで乗ったときの差額を確認したら400円だとのこと。弘前なら母親の実家に程近くまた来ることが考えられるので今回は大館での降車に切り替えた。
昨日の夜に千歳駅で購入した「口どけ生茶」を飲みながらの特急乗車ではあるがこの生茶は玉露入りだとのこと。好みの問題ではあるが私はこの玉露の甘味は苦手かもしれない。お茶とは少々苦いくらいの方が良いのかもしれない。そんなことを考えていると中央弘前と大鰐を結ぶ弘南鉄道大鰐線のか細い単線線路が見えた。こちらのJR奥羽本線は石川駅を通過したところ。オーバークロスした弘南鉄道が左側に見えたところで弘南鉄道の石川駅が見えた。JRの石川駅とはかなり違う場所にある。JR石川駅よりもにぎわっているように感じたが実際のところはどうなのだろうか。普通列車の本数が極端に少ない秋田・青森の県境を越えて最初の停車駅・大館で降りる。 |
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大館駅は秋田の北にある。適当に降りたつもりのこの駅で馴染み深い物を発見。秋田といえば「秋田犬」。日本で一番有名な秋田犬といえば…そう、元祖渋谷系アイドル・忠犬ハチ公。その故郷がここ大館だとの事。
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駅前には渋谷駅のそれと同じ銅像が建立され後方には渋谷区との友好植樹が。さらに驚くべきことに…先々週の土曜日、散々バカにしていたファイターズ戦主催試合冠スポンサー「HB−101」を遠く離れた大館の地で見るとは思わなんだ(笑)。詳しくは6月6日の観戦記をご覧あれ。
駅に戻り売店でスポーツ新聞を購入するが、せっかく秋田県にいるのだから秋田県のローカルスポーツ新聞「さきがけスポーツ」を買う。このスポーツ紙。何のことは無い。ただのサンケイスポーツ。北海道内でサンスポといえば道新スポーツであるのと同じであるとのと同じこと。んで最初に目に入った記事…讀賣・ペドラザ投手、自由契約に(笑)。
大館駅からは鷹ノ巣行き普通列車に乗って2駅先の早口駅へ。ここは田代町にあることから駅の裏にある山に思い切り町名が刻印されているが…田代といえば…田代まさし(笑)。 |
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早口駅から快速列車に1時間ほど揺られ、次の目的地に向かう。やってきた列車は快速の秋田行き。以前までは急行よねしろ号として運行されていた列車であるが、JR東日本の方針で自社の急行列車は格下げでサービスアップを図りたいとの事で快速列車として運転されている。車内はロマンスシートでとても快適。八郎潟からは座席すべてが埋まる盛況ぶり。次に降りる駅は見慣れない駅名の「井川さくら」。決して「井川遥」ではない。いつの間にか開業していた新駅のようだ。駅舎もホームも奇麗だし、奥羽本線の駅に見られがちな旧来の側線がたくさんある駅ではなく単に上下線にホームが設置されている停留場スタイル。この駅に快速列車が停車するあたり、JR東日本の気合が感じられる。井川さくらの駅名は井川町に設置されているからきた「井川」と、駅前に広がるサクラ園からきた「さくら」をあわせた駅名のようだ。パッと見、東北本線の紫波中央駅のようにも見える。
井川さくら駅から秋田までは各駅停車に乗る。お馴染みロングシート車両の701系は相変わらず健在。701系は秋田から先の新城行きでも利用した。秋田から先の奥羽本線は秋田新幹線との単線並列方式運転となる。一見すると複線のように見えなくも無いが実は秋田を背中にして左側が新幹線用標準軌、右側が在来専用狭軌となっている。 |
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秋田からの奥羽本線を大曲で降りると4分接続で貴重な田沢湖線普通列車に乗る。時刻表を見れば判るが秋田新幹線として名高い田沢湖線の普通列車はとんでもなく本数が少ない。東京行きはおよそ1時間に1本の間隔で運転されているが、ローカル輸送は大曲駅を基準に7時台の次が11時台。利用すること自体が難しい状況。2両編成のワンマンカーは新幹線用の標準軌道をまったりと進む。列車行き違いのために4分停車する羽後四ツ屋駅で運転士さんとしばし談笑。話しによると田沢湖線の普通列車用車両の基地は秋田にあってその基地への回送の時は大曲〜基地間をMAX110キロで走るそうだ。行き違いのこまち号が遅れていて4分ほどの遅延が発生するがこうも列車本数が少ないとあってはあまり体制に影響が無い(笑)。この普通列車の終点・角館で降りる。なるほど・みちのくの小京都というだけのことはある。駅前は奇麗に整備されて古都の趣を感じさせる。駅構内のコンビニで弁当を買って駅の屋外にあるベンチで食事を…と思ったところで勢いの激しい降雨が…幸い私は屋根のひさしの下にいたので着水を免れたが…。
角館からは秋田新幹線・こまち16号のお世話になる。新幹線といっても私の乗車区間はあくまで在来線の田沢湖線であって単に線路幅が新幹線の区画なだけ。要するに博多南線のようなもので新幹線の線路に在来線が走っているような感じ。
この秋田新幹線は昨年12月1日から全座席が指定となっている。盛岡〜東京のように自由席が付いている列車が運転されている区間ならともかく、田沢湖線内はこまち号だけなので全席指定はとても困るわけで、そういうお客のために立席特定特急券なるものが売られている。列車指定で売られるこの特定特急券は従来の自由席特急券に変わるもの。空席があれば着席も可能ではあるが駅の案内によると「指定券をお持ちの方がいらっしゃったら席の移動をお願いします」とあった。これはとてもストレスなのではないか。立席特急券のお客は「いつ客が乗ってくるか判らない」というドキドキ感で座った気にならないだろうし停車駅の度に緊張が走る。逆に指定席券を所持している人にしてみれば「自分の席に人が寝ている」と起こすに起こしにくいしきまづいモノだ。そりゃ指定券を持ってる人間のほうが立場的には強いのは当然ではあるが、小心者のA型人間にはとても辛いものがある。事実私も途中の田沢湖駅から乗ってくる乗客の動きにドキドキしていた。
盛岡駅を出ると駅前から出ている臨時バスの時刻を確認。バスは14時から20分おきに00分、20分、40分の発車らしい。そうと判ればまずは本日宿泊予定のホテルへ荷物を預けに行く。ついでに明日の仙台までの行程を決める。
15時20分発の県営野球場行臨時バスに乗り野球場へ向かう。このバスの案内表記、実は臨時バスではあるが決して直行ではないのがミソ。途中、県庁前だのバスセンター前だのといった主要乗り場を経由するだけではなくそのほかのバス停にも丹念に停車していくので案外時間が掛かる。ちなみに運賃は盛岡駅からが350円、盛岡市内の中心部・バスセンターからだと260円となっている。
しかしここ・盛岡市内中心部はいつきても金沢市内中心部の香林坊にそっくりに見えてしまう(笑)。
アレックス・カブレラ@ライオンズの場外ホームランにおびえて警備員の数を増員した球場隣接のスーパーマーケットを左に見てバスは県営野球場の敷地へ。 |
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人気者っ。
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球場敷地に入ると「まもなく開門!」状態。今日は内野で見ようと適当に入場券売り場へ行ってみると1席だけネット裏6列目に空席を発見。すかさずその指定席券を購入。価格はなんと5,500円!これを高いと取るか、安いと取るか?ちなみに外野席入場券の当日売り料金は2,500円!こちらも高い!通常、北九州市民球場の最高値・特別指定席が4,000円。そして最安値の外野自由席が1,000円。この価格差が4倍だとして今日の盛岡の入場料金の価格差2.2倍。この差は一体???
チケットを購入したところで試合開始まで1時間以上もあり暇で仕方が無い。球場の周りをうろうろしているとホークスを乗せてやってきた岩手県交通のバスが停車している。首都圏じゃ埼玉県周辺で見掛ける国際興業グループカラーのバスからキャピキャピのバスガイド嬢が降りてきた。選手をホテルから球場へ運ぶだけなのにバスガイドが乗務しているのに意味があるのかは良くわからないが(笑)、そのバスガイド嬢軍団が目をキラキラさせて走っていくその先はブルーウェーブの球団マスコット。カメラつき携帯電話で代わる代わる記念撮影をして喜んでいる。
球場周辺をうろついても仕方が無いのでさっさと場内へ入る。そこには土色のグラウンドで練習に励むホークスの選手が…まるでキャンプのようだ(笑)。 |
練習中のホークスナイン
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とりめし
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指定された座席はとんでもなく選手に近い。普段からプロ野球が行われている球場では感じることが出来ない雰囲気。これもキャンプ見学に似た印象を覚える。グラウンドで展開される練習に注目する岩手のファン。しかし悲しいことにパシフィック野球連盟の選手は東北地方での露出が少なく、口々に王貞治監督のネタで盛り上がっている様子。しかしその王貞治さんが熱心に大越基や本間満といった北国出身選手に指導をしている。
スタンドでは2名一組になって弁当やお菓子、ビールやジュースを売り歩いている係員の姿が目立つ。とりめし弁当を一つ買い求めるとこれが600円でなかなかオイシイ。良く見ると盛岡駅でも売られている駅弁であることが判明。こんど盛岡駅に用事があるとき、また食べたいようなおいしさだった。
時刻が17時半をまわり場内のお客が増えてきた。やはり貞治人気なのか?それとも盛岡中心部に店舗を構える強みなのか?3塁側のスタンドの方が客の入りが良い。 |
王貞治と大越基
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結構埋まってるでしょ。
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Fukuoka
Daiei Hawks
H
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出口
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荒金
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井口
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松中
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城島
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大道
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バルデス
|
ネルソン
|
鳥越
|
新垣
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守備
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8
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9
|
4
|
3
|
2
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DH
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7
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5
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6
|
P
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5
|
6
|
8
|
7
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3
|
DH
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4
|
9
|
2
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Bw
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大島
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後藤
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谷
|
ブラウン
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シェルドン
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山崎
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オ|ティズ
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塩谷
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三輪
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金田
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Orix
Bluewave
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そんなこんなでスタメン発表の時間。
ホークスはいつもの「村松・柴原」ではなく「出口・荒金」を起用。まぁ金田対策といわれればそれまでだが、それにしてもこの起用。二人とも一気に外すとは…思い切りの良い起用というべきか…それとも村松・柴原を信用し切れていないのか?
対するブルーウェーブはというと…名前だけを見ると大島・谷・シェルドン・塩谷・三輪ととても怖いラインナップに見えるが…いかんせん結果が付いてこないレオン監督(笑)。
旗束贈呈の後に始球式が行われる。なにやらホークス練習中からチョロチョロと姿が見え隠れしていた人がマウンドに上がるようです。その人は…TVIテレビ岩手の人気キャスター・平井雅幸さんだとのこと。なにやら夕方のニュース番組に出ているそうだが、この時間は試合開始直前の17時58分。世間一般では十分夕方であるはずだがニュースはどーした?と思わず突っ込みを入れてしまう。 |
花束贈呈
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始球式
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さて、ようやく試合が始まる。
打順1番、さっそく出口雄大が3球目をセンターオーバーの2塁打を放ちこの試合の荒れ具合を予感させる。2番の荒金久雄に対してブルーウェーブ先発投手の金田はボールが2球先行。あらら荒れ模様…の予感が的中しそうではあったがとりあえず流し打ちの荒金。3球目をセカンドゴロとし出口雄大は3塁へ進塁。およよチャンス拡大。続く井口資仁はボール1からの2球目をサードへ。大島が取ってバックホーム!しかし送球が出口雄大のヘルメットにゴツン!当然ホームインでホークスが1点先制。井口はセカンドへ進塁。チャンスはまだまだ続く…はずだったが、松中信彦がサードファールフライで2アウト。そして城島が2球目をサードゴロで井口が残塁。結局サード・大島が目立つだけのイニングとなった(笑)。
その裏、1回のブルーウェーブだが先頭の大島公一に対しホークスの先発・新垣渚くんが初球・ファールのあと3球連続でボールを当時カウントを不利にしてしまう。結果的にはフルカウントからの6球目をセカンドゴロに仕留め1アウトにしたものの、少々苦しい投球が垣間見られた。続く後藤にはポンポンとストライク2球で追い込んだもののボール・ファール・ボールでカウントを2−2としたものの空振りの三振に。これで2アウト。そして寝技かけられ師・谷佳知へもボールが先行するが5球目をライトフライに。とりあえず3者凡退で終えるが少しボールが多いように感じる新垣の初回。
2回表・ネルソンの打席
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2回の表は大道先生が2球でファーストゴロに倒れてしまうもののバルデスがセンターフェンス直撃の2塁打を放ち1死2塁。ネルソンがネルソンらしくハーフスイングで三振となるも鳥越裕介が同じようなハーフスイングに。しかしこちらは振っていないの判定で四球に。2死1.2塁とチャンス拡大。2回表で2回目の打席に立つ出口雄大。今年妙に打撃が好調ではあるがこの打席、3球目を投手・金田の足元を抜けてセンター前ヒットに。バルデスはサードを回ってホームイン!これで2対0に。しかし荒金久雄はイマイチ起用に応えきれず空振り三振でこの回も1点。
初回・2回と1点づつを取って磐石な展開ではあるが新垣の調子がイマイチ。決して安心はしていない。
2回裏の青波打線は4番目のルーズベルト・ブラウンからで難なく2球目をファーストゴロに打ち取って…と言いたいところでイレギュラーバウンド。打球はファースト前で不規則に跳ね上がりライト線へ転々と。記録はライト戦の2塁打に。シェルドンはハーフスイングで空振り三振となり1死となる。山崎武司も粘るものの6球目をセンターフライに。これで乗っていって欲しい新垣ではあったが7番のホセ・オーティズがセンター前ヒットを放ち1点を失う。これで2対1。さらに一気に畳み掛けたい青波打線。 |
塩谷
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2死1.2塁で打席には塩谷和彦。初球1塁線にファール。2球目がボールになり問題の3球目。城島がけん制を1塁に。山崎武司を1・2塁間に挟んでアウトにして3アウト…と思いきや山崎が少し抗議。するとマウンド付近に4人の審判があつまり二言・三言協議して結局松中信彦が走塁妨害をしたとのこと。チェンジどころか2死2塁の |
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試合。 |
20030617.html
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