2004年3月28日金曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合

株式会社福岡ダイエーホークス福岡ダイエーHawks千葉ロッテMarines株式会社福岡ダイエーホークス1回戦
福岡ドーム 18:00〜 観衆;48,000人 観戦場所;レフト外野自由席
マリーンズ
0
0
0
0
0
0
0
1
2
3
 
ホークス
0
0
2
2
2
0
0
1
x
7
 
勝利投手
斉藤和巳 1勝
敗戦投手
ネイサン・ミンチー 1敗

審判員・記録員
本塁打
球審
山村達也
ペドロ・バルデス1号打点2・投手:ミンチー=3回
一塁
小寺昌治
リック・ショート1号打点2・投手:岡本=9回
二塁
林忠良副部長
三塁
前田亨主任
公式記録員
村林弘之

7回までは金を払う価値のある試合。
斉藤和巳、初の開幕投手。大役を果たす。

 ホークスが2年連続で開幕戦勝利。初めて開幕投手を務めた斉藤和巳の好投が光った。
 斉藤和巳は力強い速球を軸に鋭い変化球を織り交ぜ、八回途中まで2安打1失点。打線は三回にペドロ・バルデスの2点本塁打で先制。四、五回にも加点し、主導権を確保した。
 千葉ロッテの先発ネイサン・ミンチーは球威なく5回6失点。打線も終盤に3得点しただけだった。

 気がついたら午前3時を回っていた。まったくもって仕事がうまく進まない中、とりあえず散乱する書類をお客様番号順に並び替えを行い、休暇期間中の留守に他の社員から書類を捜しに来ても迷うことなく探すことができるように体制を整える。本来なら野球を見ている場合じゃないのではあるが、せっかくの誕生日だし気持ちよくこの3連戦は野球が見たい!二子玉川の外はまだ暗いが新聞配達のお兄ちゃんが運転するバイクの音が聞こえてきて、朝が明けようとしている。
 4時過ぎ、ようやく会社を出て帰宅の途につく。いっそのことそのまま羽田空港へ向かってしまいたかったのだが前売り券を家に置いてきてるし、寝たいので帰ることに。牛丼屋で食事を行い家に着いたのは午前5時過ぎ。NHKテレビでは「おはよう日本」が始まっていた。
 風呂に入った後に寝る。11時50分の福岡行きJAL便に搭乗するので携帯電話のアラームを9時55分から断続的に10分間鳴らし続けるようにセットした。これで起きられるるだろう…。しかし深夜まで残業をした点けは甘くなかった。
 目覚めると…点けっ放しのテレビ・ブルームバーグテレビジョンの画面右上に表示されている時刻は10時42分を示している。普段なら目覚めまでに5分以上を要している私ではあるが一瞬にして眠気が吹っ飛んだ。あわてて着替えを行う。出発の準備をまったく行っていなかったのでとりあえずカバンにパソコンと電源コード、LANケーブル、デジカメとチケットを居れ、即刻バイクに乗る。この時点でどうやって羽田へ向かうかまったく考えていない…いや、考える余裕など無かった。
 白根通りを進みながら少し冷静になり「どうすれば一刻も早く羽田へ向かえるか」を考える。いつもなら横浜駅東口までバイクで向かいYcatからバスで羽田へ…というのが私の一般的なルートなのだが、これでは道路事情によりわずかでもロスが生じる可能性が高い。そこで今日はこのまま横浜駅には向かわずにバイクを鶴ヶ峰駅付近に駐輪し、相鉄電車で横浜に向かい、京急電車に乗り換える作戦に切り替える。
 鶴ヶ峰駅の改札を走って通り抜ける。11時13分発の快速横浜行きを捕まえる。乗車前、運転士に声を掛けて横浜到着時刻を確認。11時20分到着とのこと。電車内で携帯電話を操作し京浜急行で横浜から羽田空港への列車ダイヤを検索。11時28分発の泉岳寺行き快速特急が適当とのこと。この電車の後ろ4両はどうやら羽田空港行きになるらしいので柱番号9番付近で列車待ち。しかし11時50分発の飛行機に乗るのにこの時間に横浜に居ては搭乗に間に合うわけも無く、列車待ちの間にJALへ電話連絡。待ってくれる訳も無く、この便の搭乗を諦め、空港へ行ってから対策を練ることにした。ちなみに当初搭乗予定の飛行機離陸予定時刻11:50は羽田空港駅のひとつ手前の天空橋駅で向かえた。あぁあと10分早く起きてればなぁ。

 空港カウンタへ向かいとりあえず払い戻しの手続きを行う…そこでおもむろにカバンの中を確認すると…今日に限って日本航空システムの株主優待割引証が入っているじゃないか!!!使わない手は無い。今日の航空券はバースデー割引なので5000円の取り消し手数料=罰金は痛いが、最小の痛手で福岡行きを断念しなくても済んだ。次発のJAL/JAS便で福岡行きを探すと…12時30分のJAL便に空席がある。駄目元で「今日、僕、誕生日なんですよねぇ〜」と言ってみても手数料免除や次便への振り替えをしてくれるわけも無く…仮に私が係員の立場でも苦笑いしかできない…とりあえず株主優待割引を行使。
 

 12時半発のJAL361便はバスラウンジ81番ゲートからの搭乗となるのでJALサクララウンジで休んでいるわけにもいかず、さっさと搭乗ゲートへ向かう。東京<>福岡便といえば幹線なのにバスラウンジとは…いやはやなんともいろんなことがある。
 バスは満員のお客を乗せて空港の南ウイング(全日空ゾーン)を通り過ぎ、さらに貨物エリア・首都高速を越えて東側の沖合留置まで連れてこられる。駐機していたのは国内で航行する飛行機で最長の長さを誇るBoeing777-300(JA8945)。行き先も福岡なのにローカル線のような扱いを受けるなんて…。
 時刻は出発時刻である12時半を回ったものの、全てのお客さんが搭乗していないので出発するわけにも行かない。とりあえず指定された10番D席に着座。客室乗務員に朝日新聞を借りて読み耽る。ネタはイラクばかりだったが、やはりというか反体制的な意見が多い…が、今日の紙面は私の論調に似ていて読み応えはあった。
 客室乗務員いわく「あと70名様のご搭乗をお待ちしている」とのこと。とりあえず最後のバスが到着したらしく続々とお客さんが乗り込んでくる。

 飛行機は順調に航行を続け13時38分現在、およそ広島付近を通過する。機内では寝てもよかったんだろうけど中途半端に寝ても後で眠気が残るだけなのでパソコンに向かって画像などの整理をする。シートベルト着用サインが点灯し飛行機が着陸態勢に入るところでパソコンの電源を落とす。
 福岡空港に到着後、足を止めることなく地下鉄乗り場へ。いったんホテルへ行き荷物を預ける。
 その後に博多駅交通センターから福岡ドーム行き臨時バスに乗る。時刻は3時半過ぎ。開幕戦とあって休みをとって見に来ている人も多いのか、バス乗り場には「仕事はどーした?」と言いたくなる様な人たちがたくさん並んでいた。
  直行バスで運賃は220円。臨時バスはドーム敷地内に入るので着いてしまえばあとは楽チン。

 その後に博多駅交通センターから福岡ドーム行き臨時バスに乗る。時刻は3時半過ぎ。開幕戦とあって休みをとって見に来ている人も多いのか、バス乗り場には「仕事はどーした?」と言いたくなる様な人たちがたくさん並んでいた。
 直行バスで運賃は220円。臨時バスはドーム敷地内に入るので着いてしまえばあとは楽チン。
 ドームのゲートレベルへ上がるエスカレータの前にはなにやら昨今の情勢を表すご案内看板が掲出されている。
 さらにエスカレータをあがると開門を待つお客さんがたくさん並んでいたが、当日券売り場も目に入った。「当日券ってあるの?」と考えながらよく見ると各窓口に一人づつが発売を待っていた。3塁側内野席のみ当日売りが合ったらしい。しかし発売待ちをしていたおじさんたち、どうも転売が目的のダ○屋さんたちに見えてしまったのは決して気のせいじゃないような…。
 一般用ゲートはまだ開門をしていないが、ホークスファンクラブ専用2番ゲートはすでに開門されていた。私もファンクラブ会員証とスタンプカードに添えてチケットを係員に渡してさっさと入場。ドーム内通路では福岡ドームならではのホークス選手弁当が売られている。「城島弁当」「松中弁当」というのはまぁ良しとして、一軍に居ないはずの「小久保弁当」まで売られている。それも当人の画像入り看板まで出している。この業者はチーム状況を見て販売計画を考えているのか小一時間問い詰めたくなるような…。

 ファンクラブ専用ゲートは開門しても場内に入れるのは1塁側のみ。3塁側は専用の列ができていて16:20に開放される。
 それまではまったりと列で時間を待つ。福岡のお仲間さんに新年のご挨拶を行いながら…。
  そんな中、開放時刻を向かえとりあえずスタンド内へ。着座しまったりとスタメン発表を待つ。

 開幕戦ということもあり17:35のセレモニー前にスタメンが発表される。
 
Chiba Lotte Marines
サブロ|
波留
福浦
メイ
垣内
ショ|ト
清水将
小坂
ミンチ|
守備
9
8
3
DH
7
4
5
2
6
P
8
6
7
3
2
DH
4
5
9
村松
川崎
バルデス
松中
城島
大道
井口
ネルソン
高橋
斉藤和
Fukuoka Daiei Hawks

 オープン戦を興味深く見ていたわけではないわたし的にマリーンズの選手には激しく違和感を感じた。2番波留?5番垣内?ショートってだれ?ショートなのにサードなのはこれいかに?というボケは置いといて。開幕投手は当然ネイサン・ミンチー。ホークスは…オープン戦でも感じていたが小久保裕紀が居ないだけで…って感じの打線。なんといっても9番から2番までがコスモスリーガーで占められている。そもそも柴原はどこへ行ってしまったのか???ところで今日の打線は右投手を意識したような左打者中心の布陣。ひょっとしたら今年の4番は対戦投手により城島と松中を使い分けそうな…。そんな左右で4番を変えるだなんて一昔前の高柳じゃないんだから(笑)。ただ、王監督自身がシーズン中、4番固定で使われていた選手だったのでそんなことではおそらく変えるようなことはしないだろうなぁ。そういう意味で明日の4番は要注目。

 さて、実は今日の注目…というか開幕戦恒例の著名人ゲストが御出座し。福岡出身のホークスファン芸能人…森口博子女史が登場。風の噂で森口女史がホークスの球団歌を今年から歌うってことで…森口女史自体はあのお年でお肌も奇麗だし、実はバストも結構良い感じなんすよ(W.A氏談)。ということで個人的には好印象なのではあるがすっかり東京方面ではお目に掛れない…BSこどものど自慢に出てるくらいかな?
 そんで今日はその球団歌を生で歌うとのことで、本人が曲紹介を…
「それではみんなも一緒に歌ってください。それゆけ若鷹軍団
 さっそく曲紹介でとちってしまうが本人は気づかずに曲がスタート。おいおい、あなたはほーくすふぁんじゃなかったっけ?と突っ込んでしまう。メッチャ速いテンポの曲にライト方面の踊るホークスファンも呆れ顔。こういう状況で踊ってこそ…なんじゃないのか?曲自体はムネヲハウスも顔負けのラップが散りばめてある。
 はじめのうちは何を言っているかよくわからなかったが、よく聞くと「D/A/I/E/I ほーくす、れっつごー!」とラップしていた(苦笑)。なんとも愛社精神旺盛な曲なこと。しかしこの曲調、どこかで聞いたことがあるなぁ…そう、かつてのダイハツのコマーシャル「森口エンジン」じゃあ〜りませんか!まぁ森口さんも歌いたくて歌ってるんじゃなく、どこかからの押し付けなんじゃないかなと。バックについている変なバンドを見てそう思ってしまったのであまり森口さんの悪口は言わないでおこう。
 というわけですっかりと評価を落としてしまった森口博子の前座ショーも終わり試合開始が近づく。マリーンズファンが徐々に熱を帯びてくる。外野指定の最前列でラッパを吹きまくっている。そして目線を左の向けると1ブロックぽっかりと空いている。団体で確保した席なんだろうがこうも露骨にこないのもいかがなものか。
宮崎キャンプだそうですよ。

 
 
 

 

 今日のヒーローインタビューは誰だろう?とホークスビジョンを見ると通訳の方と一緒に斉藤和巳が出てくるではないか?!「まさか斉藤和巳は日本語が話せないのか?」と考えてしまったが良く見ると後ろからバルデスも出てきた(笑)。


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