2004年9月11日土曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合
株式会社福岡ダイエーホークス福岡ダイエーHawks大阪近鉄Buffaloes株式会社大阪バファローズ26回戦
福岡ドーム 18:00〜 観衆;47,000人 観戦場所;レフト外野自由席
バファローズ
3
0
0
6
1
0
0
0
1
11
 
ホークス
0
0
0
0
0
0
0
2
0
2
 
勝利投手
ジェルミー・パウエル 6勝8敗
敗戦投手
斉藤和己 10勝6敗

審判員・記録員
本塁打
球審
林忠良副部長
中村紀洋18号打点3・投手:斉藤=初回
一塁
柿木園悟
井口資仁21号打点1・投手:パウエル=八回
二塁
山村達也
松中信彦42号打点1・投手:パウエル=八回
三塁
丹波幸一
公式記録員
荒井隆人

ピリッとしないカズミ。初回いきなり3失点
バット振ったらボールが飛んだ近鉄猛打11特典

 近鉄が投打に圧倒した。中村紀洋が一回に先制の18号3ラン。四回にも2点二塁打を放つなど、6打点の活躍だった。ジェルミー・パウエルは8回2失点で7月21日以来の6勝目。
 ホークスは斉藤和己が乱調。制球に苦しみ、9失点で四回途中KOされた。

  9月11日。いわずと知れた米国同時多発テロの実施日だった日。そして我がプロ野球にとっては史上初の選手会によるストライキ決行予定日だった日。前々日から仕事中にもかかわらずテレビで事態の推移を追いかけてきていただけに、番組中に流れたニュース速報のテロップになんともいえない安堵感が漂った。

 今回の決定は「暫定」に過ぎず、来週には新たなストライキの可能性を秘めているわけで、、、ただ今回妥結した内容は私としては評価しても良いのではないか?もうオーナー会議において「合併OK」の承認が出ているところに待ったをかけて、さらに新規参入障壁になっている負担額についても重大な関心を持って検討すると言う回答を引き出したのだから。
 翌日、私は5時半に起床。6時前にバイクを走らせもっとも金銭的負担の少ない手法で羽田空港へ向かう。そう、そのままバイクで羽田空港の脇まで乗りつけてしまうのだ。今までは天空橋駅までなら何回も乗りつけたことはあったが、今回は羽田空港の構内に駐輪させた。
 2階の出発カウンター前は週末土曜日であることと、JALバーゲンフェア航空券の有効期間中であることからごった返している。約半分の便で「満席」の表示がなされている。
 今日搭乗するJAL1705便はなんと空港ターミナルの端っこである2番ゲートから出発する。ということでいつもの9番ゲート脇サクララウンジではなく旧JASレインボーラウンジを利用する。旧JASは旧JAL、ANAがスーパーシート利用者のラウンジ利用を中止したあとも引き続き利用OKを貫いていた。よってFFP上位顧客向けとは別にもうひとつラウンジを設置していた。今日はレインボーラウンジ側を利用する。ここは妙に狭く地方空港のJALサクララウンジのようだった。飲み物もミニ缶で置いてあったのでその都度鳥に金場なら無く少々面倒くさかったが、無料で利用できるわけだし文句を言ってはいけない。
 7時45分になり2番搭乗口に向かう。機材はJALインターナショナルのBoeing777-200でシップはJA8985。朝利用なので離陸前に眠りについてしまう。だが習慣というのは恐ろしいもので、ドリンクサービスがなされてる時間だけはしっかりと起きている。クラスJなのでお菓子ももちろん頂いておく。
 福岡空港へは9時50分に到着。今日観戦予定の試合はナイターで18時開始。開門は15時半。こんな早い時間に到着してもやることに困ってしまう。かといってお金も無いし…ということでバスを利用してさっさと福岡ドームへ向かう。が、従前あったはずの空港を出てすぐに都市高速に乗って中央市民プール前まで直行するバスが時刻表から消えている。係員に聞くといつの間にか廃止されていたとの事。バスカードを持っているので地下鉄でドームに向かう気は無く、仕方が無いので博多駅経由の福岡タワー南口行を利用する。このバスで福岡ドームの先にあるソフトリサーチセンター前までは420円。耳元では先日購入したばかりのUtadaとしてのデビューCDが鳴り響いている。
 ローソンで買い物を済ませてシーホークへ向かう。1階の車寄せにはバファローズの用具用トラックが駐車してあった。来年、仮にバファローズに相当するチームが出来たとしても「大阪近鉄」としては残らないだろうからかなり貴重なトラック。もちろん手持ちのカメラでカシャカシャと撮影。
 シーホーク内のソファで暇を潰しているとウェディング専用エレベーターから新郎新婦が衣装姿で降りてきた。やはりウェディングドレスは間近で見るとあでやかで、女性があこがれるのもわからないでもない。そう、女性は白が良く似合う。これはごく一部の例外を除いてほとんど当てはまると言ってもよいのではないか。そんなことを考えながら福岡ドームの脇へ進むと、マネキン人形が着ているウエディングドレスに眼が留まる…良くみると福岡ダイエーホークスをイメージした衣装で、こんなドレスを着るカップルは居るのだろうかと一瞬考えてしまった。
 12時40分頃、8番ゲート前のベンチで暇を潰す。球状のスピーカーからは「いざゆけ若鷹軍団」や選手別応援歌がエンドレスで流れている。普段ひいきしているチームのそれであってもエンドレスで流されると余り気分が良いものではなく、いい加減違う曲をかけていただきたいものだ。
 ホークスタウンの敷地内ではスト回避の感想を聞きだそうとテレビ各局のクルーがおおよそ3人一組でうろついている。
 暇つぶしに再び福岡ドームの周囲をほっつき歩いていると、8月31日の福岡ドーム開催北海道日本ハム戦の振替予定日が掲示されていた。予想はしていたが祝日である9月23日に行われるということで、ホークスはこの日で全日程が終わる予定になっている。ファイターズにとってはプレーオフ進出のために落とせない試合になるはずで、簡単に有終の美を飾ることは難しいのだろう。
 ところで今日の試合はアサヒビールが協賛スポンサーになってるようで、冠スポンサーとして球場のそこらあちこちに「アサヒスーパードライ」の広告看板が掲げられている。福岡ドーム内ではキリンビールの売り子も居るのではあるが、今日はかなり肩身が狭いのではないだろうか。それにしてもこの手のキャンペーンで注目されるのはどうしていつも「スーパードライ」なのだろう。アサヒビールにはスーパードライ以外にも「アサヒ黒生」をはじめ合計9種類の銘柄があるのだが、「アサヒビールのビール」といわれると「スーパードライ」しか思い浮かばないのはなぜだろう???
ぶら下がる6種類の旗
 開門されるとバックスクリーンの上にある6種類の旗に注目。左側から大阪近鉄球団旗、パ・リーグの連盟旗、日本国旗、日本野球機構旗、福岡ダイエー球団旗、2003年日本シリーズチャンピオンフラッグ。このうち真ん中の2種類(国旗、機構旗)以外は来年以降、目にする事が出来ない可能性を秘めている。大阪近鉄は合併により、福岡ダイエーは親会社の国営化により、パ・リーグはその存在自体が危ぶまれている。さらにチャンピオンフラッグについてはレギュラーシーズンを1位で通過したとしても2位か3位の球団にプレーオフで敗れれば意味を持たないわけで、そう考えるととても寂しい。
Osaka Kintetsu Buffaloes
Bu
大村
星野
礒辺
中村
北川
益田
下山
阿部真
藤井
パウエル
守備
8
4
9
5
3
DH
7
6
2
P
6
7
4
3
2
8
DH
5
9
川崎
出口
井口
松中
城島
柴原
大道
本間
荒金
斉藤
Fukuoka Daiei Hawks
 バファローズ、ホークスともに野手は全て日本人で構成されている。
 ホークスにいたってはスタメン選手10名が全て漢字2文字で表記できてしまうのが笑える。それにしてもズレータが居ないと迫力がえらく薄れる。1番川崎宗則というのも意図がさっぱりわからない。ホークスの先発投手は一応エースで今季10勝を挙げている斉藤和己。
 バファローズの先発投手はジェルミー・パウエル。さらに明日はバーンが予想されているだけに今季岩隈がホークス戦において登板することなく今シーズンを終えてしまう模様。
 試合は18時ちょうどに嬉野町立轟小学校の光武大輔君の始球式により開始される。今日は来場者より始球式のピッチャーを選んだとの事。

 
 

 
 
 

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