(最終更新>2004年4月22日)

2004年4月23日金曜日 パシフィック野球連盟プロ野球パシフィック野球連盟選手権試合

株式会社北海道日本ハムファイターズ北海道日本ハムFighters福岡ダイエーHawks株式会社福岡ダイエーホークス4回戦
札幌ドーム[hiroba] 18:01 観衆;21,000人 観戦場所;ライト外野自由席
ホークス
0
0
3
0
2
0
0
0
0
5
 
ファイターズ
2
0
1
0
0
0
0
0
0
3
 
勝利投手
星野順治 1勝
セーブ
三瀬幸司 4S
敗戦投手
押本 1勝1敗

審判員・記録員
本塁打
球審
秋村
フェルナンド・セギノール5号打点2・投手:星野=初回
一塁
川口
二塁
柳田
三塁
中村
公式記録員
山田

緊急登板、お見事勝利!
ちょっと得した和田の登板回

 福岡ダイエーが今季初の4連勝。3対3の五回無死三塁から高橋の右前打で勝ち越し、さらに城島健司の左前適時打で5−3とした。星野順治が緩急をつけ7回3失点で2年ぶり勝利。
 北海道日本ハムの押本は球が高く、打線も狙い球を絞りきれなかった。

■2004年4月22日木曜日

 この度、お客様のテレビやインターネットに宅内側で不具合が生じた場合のサポートをする部署から、インターネットなどでのサービスや障害などのご案内系の部署へ異動することになり、座席替えを行っていたときにお客様から1ヶ月前に接続を行ったが不具合でつながらない旨の連絡を受けてしまい、出動せざるを得ない状況になってしまう。出前迅速を入社時からのモットーとしていた自分的には今すぐにでも行ってあげたい。そこで代えのBBルーターを片手に目黒区某所まで走った。
 お伺いしたお宅のパソコン環境はモデムからLANケーブルでBBルーターにつながっていて、2つのパソコンのうち1台はルーターのすぐ脇のデスクトップパソコン(WindowsXP Home)に有線で、もう1台は違う部屋にてノートパソコン(WindowsMe)に無線で接続されていた。無線接続されているパソコンにルーター同胞のドライバCDをあてがい状況を確認。設定を行い接続が出来た。時刻は19時。このあと、空港に向かえば余裕で搭乗予定の飛行機に間に合うし、これで一件落着…といいたいところではあるが、ウイルス対策ソフトの相談を受けた。出来る限りお応えしたかのだが、手持ちにアンチウイルスソフトの類を持ち合わせていなかったので、この場では「当社でのサポート外の動作であること」を断った上でトレンドマイクロ社のサイトにあるオンラインウイルススキャンの方法を伝授。「この方法なら駆除は出来ないけどウイルスの検疫ぐらいはでますよ」と説明。これでようやく帰れると思ったところで挨拶をして建物から出たところで社に完了〜直帰の報告電話を入れた…が、後ろから駆け足でお客様が追いかけてくるではないか!

 何事かと思ったら「子機でつないでるノートパソコンがつながらないのよ」とのこと。う〜む。飛行機は20時半発で時刻は19時半を回っていた。当地を離れるリミットは当に過ぎている。しかしお客様を放っておくわけには行かず、もどって調べるももう八方手を尽くし、急いで気がはやっている自分は冷静さを失いつつあった。これ以上お客様のお相手をしても意味が無いことを悟った自分は手元にある新品のBBルーターをお客様にお渡しし、「明日以降別の係員が対応しますので」とお伝えし深々と頭を下げてこの場を低調に立ち去った。
 この時点で時刻は19時34分。このあと、スーツで北海道に向かうのは辛かったので持参した着替えを暗がりの公園に持って行き着替えを敢行。こうなったら恥も外聞も無い!
 目黒通りを原付でダッシュし環八通りを経由し蒲田を目指す。耳元のヘッドホンでは時刻確認をかねてFMラジオを鳴らす。J−WAVEではピストン西沢氏が軽妙な語り口調で番組を盛り上げている。いつもなら会社帰りに笑いながら聴いているこの番組も、今日はそれどころではない。番組がエンディングを迎えるころ、自分のバイクはまだ環八通り田園調布陸橋付近を通過していた。番組終了時点で蒲田警察の前。こりゃ普通にバイクでは飛行機に間に合わないと踏んで適当な位置にバイクを固定。飛行機を頻繁に使うようになって初めて、羽田空港までタクシーを使うことに。

「運転手さん、道交法の範囲内で急いで羽田のJAL側に!!!」

 運転手さんのドライビングテクニックのお陰でどうにか20時20分に空港到着。しかし、無常にもすでに20時半発の飛行機はドアクローズされていた。普段は余裕を持って空港に向かう私。機内では遅れてきたお客をにらみかえることすらある私が今回に限ってはその逆の立場になりかねなかったわけで、本当に時間の大切さを思い知った次第。「今日は嫌なお客を演じてどうにか乗ってやろう」と一瞬悪魔の囁きが聴こえてきたのだが、自分もサービス業に身をおく人間としてそれは良心が許さなかった。
 「20時50分発を買い直すしかないですね」と自分で自分に言い聞かせ、財布から手持ちの日本航空システム株主優待割引証を出すと「今回はそのままの運賃で次の便に振り替えますよ」と地上社員嬢の暖かい天使のようなお言葉。思わずに両手をついて額をカウンタに擦り付けてお礼を言ってしまった。本来ならバーゲンフェア運賃は前の便に空席がある場合以外、便変更は認めてくれないのだが。。。。以前も感じたことがあるのだが、JALを利用して本当に良かったと感じた瞬間だった。サービスとはお客様が希望することもそうだが、予期せぬサプライズが最も印象に残るってことが良くわかった。
 そそくさと手荷物検査を受けてサクララウンジで先ほどの業務報告のメールを作成。送信が終わると20時40分を回った。すぐに支度を終えて飛行機に飛び乗る。

 9番搭乗口に横付けされているボーイング767は旧JAL塗装のJA8235。自動改札機に航空券を投入すると出て来たボーディングパスには「マイル受付済」と書かれている他に「運行Operation JAL Int'l」と書かれている。だが機材は古いものの国内線仕様だ。では何が国際線かというとJALとJASが経営統合後にJALが国際線運行会社である日本航空インターナショナルに、JASが日本航空ジャパンに発展したわけだが、旧JALの機材すべてが国際線用であるわけではなく、国内線仕様は国内線に使用される。その機材の所属先が旧JALで今の日本航空インターナショナルなだけ。ボーディングパスにそんなことが書かれているとはなんともマニアック。
 指定された16番C席。となりのA席にはすでに女性が座っている。適度に空席があるのでドアクローズを見計らってほかの空席に移ろうとした所、その若い女性曰く「お気遣い無く」とのことで、そこまで言われて座席を移るのもなんなのでそのまま居続けることにした。まぁ奇麗な方だったので気分も悪くは無い(笑)。機内では空いていることもあるので我々普通席のゲストにもドリンクのおかわりサービスが振る回られた。
 飛行機は適度な横揺れを感じながら新千歳空港に着陸。誘導路を滑るように進みとボーディングブリッジに横付けされた。
 到着すると例によってすぐ地下にある新千歳空港駅に向かう。本日は札幌市内まで行かないのでuシートの指定券は買わない。といってもこの便に接続する22時31分発の列車にuシートは連結されていない。それもそのはず、この列車は普通列車で編成も731系の3両。しかし東京からの最終便を受ける列車になるので案外混雑している。立席の客もちらほら見掛ける。で、買った乗車券南千歳までの普通乗車券300円。恐らく今夜搭乗した便は定刻よりもかなり早く到着した(パイロットが放送で証言)ので、ちょうど良い列車が普通列車になったのだろう。定刻どおりの到着であればこのあと22時50分頃発の快速エアポート225号に接続させる方がスマートに見える。ちなみに22時31分発の普通列車は各駅に停車していくもののエアポート225号よりも9分早く札幌に到着するダイヤになっている。19分遅く出た快速が10分も到着時刻を詰めるのだからたいしたもんだ。
 南千歳で駅係員に乗車券を手渡し降車。1時間のインターバルで釧路行特急まりもの客になる。

■2004年4月23日金曜日
 急行まりもは2席に1席程度の客を集めて南千歳駅を出発。今回は深夜の池田駅で降車するので熟睡をするわけにもいかず、かといって寝ないわけにもいかず。とりあえず巡回中の車掌さんに「池田到着前に叩き起こしてください」と依頼。後ろのお客さんが池田の1駅手前の帯広で降りるとのことなので降りる前に起こしてもらうようにこちらにも依頼。万全の対策を施す。なお、後ろに座るお客さん、もし私が起きててこの人が寝てたら私が起こしてあげることも約束。どうやら以前、寝過ごして釧路のひとつ手前の停車駅である白糠まで行ってしまったという苦い思い出があるようで、ちょっと過敏になっている模様。困ったときはお互い様なので協力をすることに!
 約1ヶ月前に来たときには雪が舞い、とんでもなく積もっていた追分駅に到着したとき、携帯電話(FOMA)を見ると先月まで圏外表示だったのがいつの間にアンテナ3本になっている!列車が追分を出ると室内灯が減灯され、夜行列車の風情が一層増す。起きてるのもなんなので、耳元で囁く宇多田ヒカル嬢の歌声を子守唄に仮眠することにする。列車は順調に石勝線を進む、、、、

 協定通り(?)、帯広で降りる人に起こしてもらい無事に寝過ごすことなく目覚めることが出来た。巡回中の車掌さんも一安心のご様子。

 深夜3時48分、定刻よりも2分遅れで特急まりもは池田駅1番線ホームに到着。改札口は当然無人。超うっすらと夜が明けつつある。当駅で降車したのは自分一人だけ。
 列車到着から7分後の3時55分、待合室内にあるふるさと銀河線の専用券売機に明かりが灯る。とりあえずこのあと乗車する高島駅までの乗車券を購入。出て来た乗車券は印字が擦れていて、部分的に茶色く黄ばんだ台紙に、JRの様式とほとんど同じ印字。いかに発売枚数が少ないかが容易に想像がつく。恐らくほとんどが通学定期券での乗車なのだろう。
 到着直前、車窓からコンビニ・ローソンが見えたので朝食購入のために駅に荷物を置いて向かうことに。途中、建物の影になるような場所にはなんと雪がまだ溶けずに残っている。さすがは北国北海道。4月も下旬だというのに雪が残っているとは恐れ入った。なお、土曜日の札幌の天気はなんと降雪なんだそうで、、、
 4時50分、池田駅の利別・帯広寄りにある北海道ちほく高原鉄道の車両格納庫より1台の車両が入れ替え作業の後に3番線に入線してきた。どこからどう見てもJR北海道のキハ40、、、そう、このキハ40こそ5時04分発の足寄行きふるさと銀河線なのだそうだ。運転士さんに話しを聞くとこの車両は前夜にJRから引き渡されふるさと銀河線の車庫で一晩を明かし、翌朝足寄に向かった後に折り返し池田を経て帯広の先の新得まで向かう運用となってJRへ返却されるとのこと。
 さらに、このキハ40のワンマン運転用自動放送テープはJR北海道が作成したMDによる音声で、声の出演もJR他線のそれと同じ人になっている。ちなみにふるさと銀河線オリジナルのCR編成は旧式のカラオケ機器ですっかり廃れた感があるハチトラが使われているようだ。
 5時を回ったところでふるさと銀河線の運転士さんが「高島までならココで座って見てっていいよ」と運転席右側の助手席への着席を認めてくれた。まぁ乗客が全く居なかったことと、次停車駅である高島までの乗車であったことが重なったから親切に薦めてくれたのであろう。ありがたく恩恵に与ることに。
 4番線ホームの前方にある出発信号機が青に変わって出発進行。のっそりとした速度で足寄行きが動き出す。暫くは根室本線の帯広方面上り線と併走するが、片方は幹線クラスでこちらは支線でかつ第3セクター路線。線路の質は明らかに見た目で判断がつく。
 列車は様舞駅を通過し、鈴木宗男議員が推し進めたといわれる自動車専用道路をくぐって高島駅に到着。早朝5時台ということで当駅で降りたのは私一人、乗車は0。いきなり重厚な駅舎に迎えられるもCTC列車集中制御装置が導入され、ポイントなどの操作が自動化されてからというもの、利用者もさほど多くない当駅に駅員を配置する理由は消えた。空からは細かい雪が舞い、吐く息は白い。同じ池田町でも池田駅周辺では通話圏内であったはずのNTTドコモのFOMA電波も高島駅周辺では圏外になってしまう。極めてヒマヒマロック。ちなみに当駅周辺にはAコープ(農協スーパー)、駐在所、郵便局はあれど、コンビニエンスストアは無い。
 高島からは一駅池田寄りに戻って様舞駅に向かう。北海道ちほく高原鉄道にはフリー乗車券の設定が無いので、高島のように駅員が常駐していない駅からの乗車は入り口で整理券を受け取らなければならない。さらに清算は降車時なのであらかじめ運賃ちょうどの小銭を用意しておかなければならない。両替は列車内に設置してある運賃箱が大活躍することになる。
普通運賃乗車で小銭必帯
 やってきた列車は先ほど池田から高島まで乗車したJR北海道のキハ40型気動車。何のことはない。足寄まで行って戻ってきただけ。恐らく足寄に停泊させる設備が無いので池田まで回送し、翌朝営業運転で足寄まで送り込みを行っているようだ。池田→足寄の早朝運用は「空気を運ぶようなもの(運転士さん談)で、本来の目的は足寄から帯広方面への通学客を運ぶことらしい。で、この列車(JR線直通新得行)も確かに高校生の利用が目立つが、それでも二桁に乗るか乗らないかといった感じ。
 様舞駅はふるさと銀河線経営改善計画案では年間の乗降者数が5名に満たないという理由で廃止されてしまうとのことであったが、駅の存廃よりも路線の存廃の心配をしたほうが良いような、、、プラットホームが板張りで、廃止が決定すればいつでも撤去はとても簡単なつくりになっている。こんな小さな駅にも待合室があり、暇つぶしのために駅ノートまで設置されている。記入している間に適当に時間が過ぎ、次に乗車する予定の列車が到着。
板張りホームの様舞駅
 今度はふるさと銀河線オリジナルのCR70という形式の車両。CRは恐らく「Chihoku Railway」の略であって、決してパチンコの機種のことではない。ちほく鉄道の車両はJR車両とは違い後ろ乗り前降りの形態を採用している。自動化された扉で利用が無ければ扉は開かない。再びムネヲ自動車道に平行して列車は進む。高島と大森を過ぎ、池田町を抜けると今度はFOMAの圏内に突入。列車が本別で高校生を乗せて次駅の南本別駅に到着。この駅もホームが1本あるだけの質素な駅。だが、質素とはいえ様舞駅よりはゴージャスな待合室があるのでまだ駅としては立派な部類といえるかも知れない。
 当駅での次列車待ちの時間は僅か14分。この間に駅の周囲をうろつくのは無理があるので適度に見渡す程度にとどめておく。続いてやってきた列車は同じちほく鉄道車両でも少々趣を異にした車両がやってきた。見ると銀河鉄道999に登場しているテツロウ少年が描かれている。たまに乗る列車がこのデザインならイイかも知れないが、毎日利用している高校生はいい加減飽きているのであろう。特段関心を示すような行動は見られるわけも無く、黙々と化粧や雑談に励んでいる。
 本別を挟んで2つ先の大森駅が本日最後のちほく鉄道駅めぐり降車駅となる。大森駅といっても京浜東北線の大森駅と比較してしまうととんでもないことになってしまう。当駅の目の前には国道が走り、線路を挟んで反対側には例の高速道路が横たわっている。この道路、実は高速道路のようで高速道路ではない。良く見ると1車線づつの対面通行道路構造の自動車専用道路なのである。余談だが、高速道路と呼ばれる道路は実は東名だけで、実は中央高速、名神高速と通称されることが多いがこれらは中央自動車道が正式なのである。ん?とお思いの諸兄は以下を読んで目から鱗を落として欲しい。名古屋からの西宮までの高速道路を「名神高速道路」と言われているが、実はこの区間は高井戸から始まる中央自動車道の一部であることは案外知られていない。正式な法定路線名を中央自動車道西宮線(東京都〜兵庫県西宮市)となっている。へぇ〜〜。閑話休題ーーー。
 大森駅の周囲には牛や馬が放牧されている酪農地が多い。テレビの送信地から離れているのか、池田町営有線テレビが敷設されていて、線路の地下を掘ってかなりの広範囲をカバーされている。職業柄、思わず伝送路をたどってしまう自分に気付く。
 約40分、雪が舞う中、避難する待合室もない大森駅で列車を待つのは辛かったが、ようやく池田行きのCR70型列車が到着。この時点で約2分程度の遅れが出ているようだ。池田駅では約4分の待ち合わせで札幌行きの特急スーパーおおぞら2号に乗り換えたいのだが…。
 やってきた列車には用務客がチラホラと乗っている程度でやはり混雑はしていない。高島〜様舞と停車して行き、根室本線の線路が近づいたところで運転士さんに断って料金箱に所定の料金を投入。所定で4分しかない乗り換え時分でちょっと慌てていたので、この列車がJRのホームから最も離れた4番線に着いたら難儀だなぁと考えていたのだが、3番線に到着するとのことで一安心。到着して扉を開けると運転士さんから清算済み証明証を受け取って1番線ホームに向かう。さすがに乗り換え時分を最短に設定されていたので池田駅の外に出ることは出来ない。すぐに1番線ホームの3号車停車位置付近に向かう。
 8時50分、スーパーおおぞら2号はほぼ定刻通りに池田駅1番線に入線。週末金曜日ということもあり、先週の段階ですでに普通車指定席は窓側が全部埋まっていて、通路側も風前の灯であった。グリーン車も窓側が1席空いているだけでほとんど満席状態であった。窓側希望だったので追加料金を支払ってグリーン車にグレードアップした。
 やってきた列車は所定の5両に4両プラスした9両編成で到着。釧路支社の対札幌圏輸送がいかに好調であるかが良くわかる。JRは「冬こそJR」と以前キャンペーンを打っていた。現在は4月で東京から南西方面は春かも知れないが、北海道はまだまだ寒く冬といっても良い。峠付近ではアイスバーンの心配もあるのかも知れない。さらに車両増結の理由は他にもあった。池田駅を出た列車は次停車駅である帯広の手前・札内で臨時停車。当駅で修学旅行生を乗せるためだとのこと。その臨時停車を確認したところで仮眠Time。高いグレードを誇るJR北海道のグリーン車座席をフルに倒す。さらに足置きを引き上げるとまるでベットで寝ているような感覚に陥る。一瞬、どこだかわからないが石勝線トマム〜新夕張間で目が覚め外を見るとまだまだ銀世界が広がっていた。
 次に起きると南千歳駅に到着する直前であった。飛行機や苫小牧方面への乗り換え客を降ろして再び脱兎のごとく走り出すスーパーおおぞら2号のキハ283系車両は千歳線をひた走る。新札幌でホームに並ぶお客を横目にラストスパート。結局列車は札内での臨時停車分の遅れを取り戻し定時刻で運行している。キハ283系が鉄道マニアの中で「化け物車両」と呼ばれる由縁を垣間見た。
 11時31分、札幌駅で即刻改札を出て定宿にしている「JRタワーホテル日航札幌」でチェックインをしてから札幌ドームに向かう。パソコンなどを部屋に置いて身軽になって東豊線に乗り込む。ホテルから地下鉄さっぽろ駅の東豊線ホームまではエスカレーターを下るだけの簡単アクセス。適当な車両に空席を見つけると、座った座席の通路を挟んだ反対側に応援団のMくんを発見。超熟睡していたので起こして降車を喚起。札幌ドームの南側1塁側ゲートには場所取りのダンボールが貼られているだけで人の気配がない。仲間が先に並んでいるとのことだったが、電話連絡をしたところ近所にある「めしのはんだや」で昼ご飯中だとのこと。本当に応援団という人種は「めしのはんだや」が好きな人が多い(笑)。
Fukuoka Daiei Hawks
川崎
高橋
井口
松中
城島
ズレ|タ
宮地
柴原
稲嶺
星野
守備
6
7
4
3
2
DH
9
8
5
P
7
8
5
DH
4
3
9
2
6
石本
新庄
小笠原
セギノ|ル
木元
小田
上田
高橋信
金子
押本
Hokkaido Nippon-ham Fighters
 しかしファイターズのスタメンはすごい。2番新庄という起用法は繋ぎ役を明確に意図していることが感じ取れる。打線が広い札幌ドームでどういう野球をすればよいのかが浸透しやすい打順といえる。
 試合直前、レフトスタンドを見渡すとお客の入りが徐々に増えてきているのに気付く。外野自由席はほとんど埋まってきている。

 時刻が18時を回ろうかという頃、マウンドには緊急先発登板の星野順治があがっている。誰しもがホークスが勝つにしろ、負けるにしろ継投を予想していた。私もその一人であった。

 レフトスタンドからどこかで聴いたことのあるメロディが流れてきた。♪るぅ〜るぅ〜るるるるるぅ〜るぅ〜〜〜〜〜…これは!北の国からのテーマではないか!!!東京を本拠地としていた頃とガラっとイメージを一新している。それにしてもよく考えるよなぁ〜。



 
 


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