2003年7月13日日曜日 プロ野球フレッシュオールスターゲーム
西軍(T,C,H,D,Bu,SK)−東軍(L,F,G,Ss,M,Ys)42回戦
12:32〜 観衆;15,000人 観戦場所;ライト側外野自由席
イースタンリーグ
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1
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4
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一
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二
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三
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四
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五
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六
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七
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八
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九
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計
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ウエスタンリーグ
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3
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0
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3
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勝利投手
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山口弘佑(公) 1勝 |
セーブ
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館山昌平(燕) 1S |
敗戦投手
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三東洋(虎) 1敗 |
審判員・記録員 |
本塁打 |
球審
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岡田(パ)
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喜田豪(T)1号打点3・投手:鴨志田(G)=七回 |
一塁
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嶋田(セ)
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二塁
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白井(パ)
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三塁
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深谷(セ)
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公式記録員
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荻野(パ)荒木(セ)
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ホークス選手…活躍イマイチ
一軍の勢いそのままに喜田剛が逆転HRもその後マリーンズ今江に持っていかれる…
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全イは六回1死三塁から、代打・南(湘南)の左翼線への適時二塁打で1点を先取。その裏、喜田(阪神)の右越え3ランで逆転されたが、八回1死満塁から、今江(ロッテ)の走者一掃の右中間三塁打で再逆転した。
最優秀選手(MVP)には決勝三塁打の今江が選ばれ、賞金100万円を獲得。優秀選手は全イの南と東(湘南)、全ウの喜田と小川(サーパス)の4人で、それぞれに賞金50万円を贈られた。 |
朝7時50。いつもの出勤よりも25分も早く目が覚める。昨日の夜遅くにホテルにチェックインし寝ただけなので出発の準備と言っても何もすることが無く、テレビを見ながらさっさと着替える。8時を回りSTV札幌テレビでは日曜恒例のTheサンデーが始まる。本来ならここまで5連敗中で昨日・おとといと素人野球を見せてくれているジャイアンツの醜態を江川卓氏と徳光和夫氏がどのように弁護するかが見ものではあるが今日は開門時刻がとても早い試合を見に行くので断腸の思いでホテルを後にする。
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地下鉄東豊線・豊水すすきの駅から電車に乗る。豊水すすきのは南北線・すすきの駅とは違いかなりまったりムード。列車の発着から時間が経過するとホームから人影が消える。まるで福岡市地下鉄の祇園駅のような雰囲気。祇園は中心駅・博多の隣だから人影がまばらなのはわからないでもないが、ここは札幌…北日本最大の歓楽街・すすきのの最寄り駅ですよ。かなりお客が少なくてびっくり。まぁ日曜日の午前8時台だから人影がまばらなのも仕方が無いのかもしれない。
福住駅で電車を降りると駅そばのローソンで昨日のタイガースの勝利を伝える新聞を購入。日刊スポーツ・道新スポーツと報知新聞を買い求める。昨日までのジャイアンツの惨状を報知新聞がどのように報道しているかかなり気になった。そんな事でもなければタイガースが好きな私が報知新聞を買う理由などない。その他にサンドウィチとパック茶を購入。テクテクとドームに向けて歩く。同じようにドームへ向かう人もわずかに居るのではあるが、おそらく「観戦」ではなくいわゆる「売り子」なんでしょうね。そもそもこの時間(8時40分)にオールスターとはいえ二軍の試合の座席を確保するためにやってくる酔狂な人は余り居ないと思う。 |
しかし…酔狂な人はどこにでも居るもんで…行列して居場所の南3ゲート前には数名のお客さんが列を作っている。先頭は…野球の試合といえば私設応援団の人たちかと思いきや、フツーの小学生6人組。その後ろに広○東○カ○プの北海道応援団の皆さんが楽しそうに会話をされていた。そう、今回のフレッシュオールスターゲームのライト側入り口の先頭はいわゆる非応援団系の人達なのだ。なんだか妙にすがすがしい気持ちにさせられる私。そうしているとホークスの北海道応援団氏も到着。
ただいま並んでいるスペースだが、画像を見ればわかるが屋根に当たるものがない。あるのは稚内の築堤ドームのような風除けのみで雨など降ろうモノならとても不安な気分にさせられる。ライト側といえば…当然ホームゲームの外野席と考えるのが日本では一般的ではあるが、来年からこの札幌ドームに移転してくる日本ハムファイターズの場合はちょっと事情が異なる。
札幌ドームの場合、前売り券発売所(ウェルカムロビー)グッツショップや喫茶スペースが並ぶ北側の商業エリアは駅からも近く人が集まる傾向にある。サッカーモードの場合、ホームのコンサドーレ側はこの北側。しかし野球モードの場合、この北側が3塁側になる。本来人が集まるであろうホーム側が南側になってしまう不都合が生じている。その上、トレーニング施設や監督室も野球モードで言うところの3塁側に設置されている。よって来年からのファイターズ戦は北側がホームの入場列待機場所になる。と言うことは今並んでいる南側が来年からの我々ホークスファンの並ぶ場所と言うことになる。この南3ゲートだがトイレは遠いわ、屋根は無いわ、駅から遠いわで余り良いことはない。唯一良いこと…羊ヶ丘のきれいな緑が垣間見れることかな(笑)。 |
9時段階でのライト側行列
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時計を見ると…まだ9時半(笑)。普段の平日ならまだ出社して15分しか経過していない時間。午前中から野球場で馬鹿話しをして楽しんでいる幸せを噛み締めていると南2ゲート前には青い野球のユニフォームに身を包んだ軍団が。どうやら新琴似の少年野球チームのようだが人数にして60人はいる様に見えた。通常野球は9人で行われる。これだけのチームになるとレギュラー争いは大変なハイレベルなのだろうと想像する。しかし彼らが外野席に来るとなると…ガラ空きを予想していただけにだいぶ殺気立つなぁと心配してしまったが…野球観戦にわざわざユニフォームで来ることもないだろう。ひょっとしたらボールボーイなどのボランティアスタッフとして球場に来ているのかと考え、彼らに突撃取材を試みる。
「今日は何しに来たの?」「あっ、見に来たんです」
「何でユニフォーム姿なの?」「それは決まりだからです」
「ふ〜ん」
妙に納得してしまう。が、仮に試合を見るのなら所定の行列場所に並ぶのが筋だろう。外野席なら我々の後方に並ぶはずだがどーしてここにいるのか?じつは彼らの手には内野席の入場券が握り締められていた(笑)。 |
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。
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開門されるとレフト外野席の最上段に座席を確保。
さっそく札幌ドーム名物(当サイト管理人選定)のマカロニコロッケを買いに行く。1階のコンコースを歩いていると…イベントの客の入りを察したのかケンタッキーフライドチキンのブースのシャッターが降りたまま。「二軍は相手にしねぇ〜よ」とカーネル・サンダース氏が言ったか言わないかは存じ上げないが…。
札幌プリンスホテルの出店でその名物コロッケを購入し外野席に戻る。程よい焦げ目がご飯を誘う…がこういうときに飯が無いのが寂しい。ちなみにコロッケは一つ150円。
そうしていると大型ビジョンにはYOYO’Sという二人組みが…一人は北海道のスーパースター・大泉洋氏。こちらはタレントなので存じ上げてはいるがもう片方の方。この方は局アナさんなのでいくら北海道好きな私でも存じ上げなかった。 |
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そしてスタメンが発表される。といっても今日のスタメンはあらかじめ決められていたものであって、私は11日にファイターズ球団から電子メールで教えてもらっていた。
Eastern Leagle
E
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宮崎
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紺田
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中島
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田中賢
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今江
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久保田
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吉村
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米野
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栗山
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東
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読
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公
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西
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公
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ロ
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燕
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海
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燕
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西
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海
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守備
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8
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7
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6
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4
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3
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DH
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5
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2
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9
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P
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8
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7
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7
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3
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5
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DH
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6
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2
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4
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W
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天谷
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末永
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井手
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喜田
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中島
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的場
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仲澤
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上村
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筧
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小川
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鯉
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鯉
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鷹
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虎
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サ
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虎
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竜
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サ
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牛
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サ
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Western Leagle
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さすがに一軍公式戦が行われている同じ日の開催ということもあり、どうしても「正味二軍」の選手が目立つ。本来ならタイガースで中継ぎに大活躍中の久保田投手やベイスターズでホームランを連発させている村田選手が出てきても不思議じゃないのではあるが、今彼らを欠いてしまうと特にベイスターズは戦力ダウンがさらに目立ってしまうので…。
おかげでスタメンに名を連ねている選手の中で、野球ツウを自認する私が見ても知らない選手が数多く並んでいる。ホークスの選手たちとイースタンの四番・田中賢介がかろうじて1軍選手であとは文字通り「フレッシュ」って感じの選手が勢ぞろい。
選手紹介の顔写真もビジョンに出るのだが、シーレックスは横浜球団が用意したと思われる画像が表示されていたが、どうやらオリックス球団はサーパス神戸のユニフォームで撮影された画像が無かったようで、表示される画像のバックが札幌ドームであることから「さっきあわててデジカメで撮ったんだな」というのがバレバレで笑った。 |
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開会式の司会は…虎ファン(笑
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球団旗を持って入場!
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試合開始予定時刻の25分前。讀賣系列の放送局に勤めているにも拘らずタイガースファンを公言している札幌テレビ放送の森中アナウンサーがしゃべりだして試合のセレモニーが始まる。
お決まりの少年野球チームによる演出。12球団の旗を持って出てきた。この少年野球チームは追分町立追分小学校の野球部だそうだが、小学校に野球部があるのだから世の中変わったもんだ。
長々と一人一人の選手が紹介されている。道産子選手に注目が集まるがこれといって拍手が多いわけでもない。ジャイアンツ勢だからといって声援が多いわけでもない。やはりタダ券が多く流通していてるのか?野球観戦慣れしている人が少ないと見える。そりゃ普段プロ野球が日常的に行われているわけではない札幌。仕方ないと言えばそれまでかもしれないが…。少しでもプロ野球の楽しさを知ってもらうためにも来週開催される1軍公式戦のヤクルト対中日戦を見に行ってもらいたいところ。 |
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試合は先ほどのYOYO’sによる始球式で始まる。大泉洋氏がなにやらぼそぼそ言いながらオッカナビックリとボールを投げる。型通り讀賣の宮崎が空振りをして終了。球審・岡田に促されて引き上げる。
定刻よりも2分遅れで試合が始まる。先頭はYoYo’sのコントに付き合わされた宮崎。この宮崎は1軍でもソコソコの活躍を見せている。彼が1軍にいなければジャイアンツの機動力はほぼ無いに等しくなってしまう。レフトスタンドからは懐かしい中畑清のテーマ(♪燃えろキヨシ〜〜〜と言うヤツ)。これには試合開始当初から周囲の応援団諸氏と一緒に笑ってしまった。オールウエスタンの先発投手はサーパスの小川。わざわざ札幌まで来てそれもフレッシュオールスターゲームで先頭打者からボールが2球先行して早速鬱な気分になる。1球ストライクを挟んだ後に三度ボールを投じてカウントが1−3に。ここから宮崎が4球ファールで粘りフルカウントになったあとの9球目をセカンドゴロに倒れ1死。この後の打者たちは今日の試合が12時半に始まった意味をよく理解している。2番・ファイターズの紺田は5球目を打ち上げてキャッチャーファールフライで2死。3番・ライオンズの中島はカウント1−3からの5球目をライトフライに終わり3アウト。 |
対するオールウエスタンの攻撃。先頭から2人連続カープ勢。1番の天谷は初球をレフトフライ。2番の末永は5球目を見逃して四球。3番は井手正太郎@ホークス。ファームではソコソコの成績を上げているらしい。だからかどうかはわからないが2球目を打ち返す。結構良い当たりのライナーだったがライトの好捕に遭い2死に。そして4番・タイガースの喜田剛が打席に入り集まったタイガースファンの拍手をいっせいに浴びる。
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そた。
3回終了で0対0。
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2。 |
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1死1塁から川崎の打席
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この手のボードって後ろからだと…
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場内
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